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私と本③

本が好きだな、と思ったのは大人になってからかもしれない。
本をたくさん読み始めたのは小学生の頃?
もっと遡れば、絵本を読み漁っていたけど。
うちはせまい団地だったけど、図書室と読んでいる部屋もあった。

小学校3年生になるとき、親友だった3人組のうち私以外の2人が遠くに引っ越した
おまけにおじいちゃんの葬式があって始業式から何日か経って学校に行って、
何日も気づかずにいたけど ふと思った
友達と呼べる人がいなく、そういえばずっと誰ともしゃべってないな、と。
わたしはそれから中学を卒業するまで、しゃべらない人になった。
この時は寂しいという感覚はまだ無い。
図書委員だったということもあっていつも学校の図書館で本を借りて読んでいた。
思えば本があったから寂しいという感情がなかったのかもしれない。
本を読んでいると、「起立、礼、着席」という朝の号令も気づかないほど没頭していた。
①に書いたような、気が散るようなことはこの頃はなかった。
それはそれで寂しいような気がするけど、それで良いのだ。


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