スコールの後に

久しぶりに激しいスコールが降った

このところ続いた猛暑の地熱や
アタシの身体に溜まった熱をも
勢いよく流してくれる豪快な土砂降り

なんだか ホッとする

雨上がり、

分厚い鉛色の雲が 徐々に霧散していく
その隙間から
まばゆいばかりの西陽が光を放ち
辺りは黄金色に輝く

刻々と変わっていく空のパノラマ
その ひとコマ ひとコマ 全てが
記憶に残しておきたいほど美しい作品

こんな画を描くのは 一体 誰?

やがて 夕闇に包まれる頃、
夜風に呼応するように
壮大なるカエル隊の序曲が奏でられる

細かな雨が 肌に心地良い


そろそろ　夜　の開幕です

よのとばり　さいう やさしや　かわずうた