☆本#562 真摯「心眼」相場英雄著を読んで
この著者の本は初めて読む。
警察内部問題系だけど、よくある事件捜査系とは違う部署。
主人公の片桐文雄は、実績が認められ、警察庁見当たり捜査班に所属することになる。いずれは捜査一課に行きたいと思っている。
片桐が所属することになった部署の仕事は、私服で街中や繁華街等へ出て、指名手配犯を逮捕すること。
先輩の検挙を手伝った片桐は、自身がまだ検挙していないことに焦りを感じる。
そんな中、繁華街でひとりの男性が目につく。その人がこれまで会ったことのない捜査官の稲本だと知る。元捜査一課にいた稲本の検挙率は高く、部内でも一目置かれていた。ただし、彼は一匹狼で、誰ともつるまず、それを上司も放任していた。
稲本に興味を持った片桐は、捜査の合間に、稲本の行動を分析し、不在が多い彼の居場所を突き止めるも…。
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