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幸せか微妙 昭和の映画「君の名は」第1,2,3部を観て
1953年ごろ公開された元祖すれ違い映画「君の名は」。白黒なのであまり観る気はなかったんだけど第1篇を観てしまったらつい2,3も観てしまった…。
端的に言うと、主観だけど、男女がすれ違う話というより、環境や周りとの関係で情に流された女とジェントルマンな男が最初は理性的な選択をするけれど、結局感情に沿っていく。
第一篇はふたりの別れの選択で終わる。ので、おそらく観客のもやもやが膨らみ、その結果第2部が1以上にヒットしたのかもしれない。
しかし、第2部でもふたりはまた別れることになり、第3部でもあまり幸せな感じがしないエンディングだった気がする。
1953年というと戦後8年。まだまだ景気はよくなく、家父長制の影響で威張り散らす男性がいて、女性が下に見られていて、男尊女卑が明確。現代との違いがよくわかる、という点でも興味深い。
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