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映画「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」を観て

ドキュメンタリーっぽくて、伏線のようなものは回収されず、2部構成で150分の長い映画。好みはかなり分かれそう。

ジョージアの第3都市クタイシが舞台。
通勤途中ですれ違いざまぶつかり、本を落としたリザとそれを拾ってくれたギオロギ。夜偶然再会し、翌日の夜、橋そばにある野外カフェで会う約束をする。ギオルギは普段は出会ったばかりの人を誘ったりしないのに。リザも普段はそんな誘いにのったりしないのに。

家に帰る途中、リザは不思議な体験をする。
帰宅後、マイアにその日あったことを話すと、マイアがおまじないをかけてくれる。
けれど翌朝、リザは見かけが全く別人になっていた。ギオルギも同様に。そして、ふたりは知識と技能も失っていた。リザは薬局で働いたいたけど、薬の知識をなくし、ギオルギはサッカーチームに所属していたけど、見かけが変わったため受け入れてもらえず、サッカーのスキルもなくしていた。

それでも、夜カフェに行く二人。が、姿が変わっているので互いがわからず。

薬局で働けなくなったリザは、そのカフェで働きだす。ギオルギも偶然カフェのオーナーと知り合い、路上の娯楽系の仕事を始める。
同じオーナー、近い場所ということで顔見知りになっていく二人。

町にいる映画監督が作品に必要な6組のカップルを探すよう、スタッフに依頼。スタッフは町でまず50組のカップルを探す。彼女の目に留まったリザとギオルギ。二人はカップルではないと言うけど、断れず写真撮影を了承する。で、結局その6組に選ばれる。

監督がある日、選ばれた6組のカップルを招待し、映像を見せてくれる。そこで、最後に登場した二人の姿が…。


姿が変わったことが、最後にはポイントじゃなくなってる、不思議なというか、ちょっと変わったエンディング。

途中、カフェのオーナーのために、ふたりはケーキを取りに行くんだけど、そこでのシーンが牧歌的。
カフェオーナーが唯一役者っぽい。ほかはデビューしたばかりの人もいて、淡々とした感じだからかドキュメンタリーっぽい。旅先の町を早朝に散策しているようにも感じた。
ところどころ出てくる子供たちが、自由で幸せそう。こじんまりした町の平和な空気感の映画。

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