社会起業家のための自治体公募情報(211014)

こんにちは。公民連携コンサルタントの中島です!

前回、10月29日(金)のセミナーをご案内したところ、早速お申し込みをいただています。ありがとうございます!

このセミナーにIT系企業からのお申込みが複数あり、行政DXへの関心の高さがうかがえます。今回の案件も、DXがらみが3件。学校の校務支援システム構築(港区:2億円)、フィンテック支援ファンド運営者募集(東京都:ファンド規模20億円)、DX推進本部支援業務(市川市:2,000万円)など、対象も規模も多種多様。これからどんなDX案件が出てくるのか、継続してウォッチしていきますね。

また、ユニークなのは、静岡市の道の駅「トライアルパーク蒲原」の運営事業者募集。新設のためマーケットが見えない中では投資もしづらい、とのことで、3~4年間は暫定利用をしながらニーズを顕在化し、市民・企業・行政の最適な役割分担を探ろうというもの。さらに企業版ふるさと納税を活用して800万円の資金調達を行っており、財源確保の観点からも要注目!です。

では、今日の案件をどうぞ!

【障害者支援】
◆新座市地域包括支援センター業務委託(新座市)

形式:企画競争
概要:本市では、地域包括ケアシステムの中核機関として、現在6つの日常生活圏域に7か所の地域包括支援センターを設置しています。令和5年度に、北部第一圏域にセンターを増設することを契機として、下記圏域のセンター業務委託契約の候補者を選定します。
事業期間:2023-04~2029-03(6年間)
予算上限:(業務委託基準額)2,326~3,266万円/年+介護報酬額
提案期限:2021-11-30
https://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/29/houkathukoubo.html

◆志木市地域包括支援センター運営業務委託(志木市)

形式:企画競争
概要:市では、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で、安心して自分らしい生活を継続することができるように、日常生活を支えるための相談や支援を行う地域の拠点として、地域包括支援センター(高齢者あんしん相談センター)を設置しています。
現在、日常生活圏域ごとに5か所設置しており、このたび、そのうちの2圏域において地域包括支援センターを設置運営する事業者を選定するため、公募型プロポーザルを実施します。
事業期間:2022-04~2028-03(6年間)
予算上限:2,892万円/年
提案期限:2021-11-16
https://www.city.shiki.lg.jp/index.cfm/51,109459,html

◆障害福祉センター施設運営管理(豊中市)

形式:企画競争
概要:障害福祉センター施設運営管理にかかる事業の業務を効率的かつ効果的に実施することを目
的として、当該業務を事業者に委託することとします。 事業期間:2022-04~2028-03(6年間)
予算上限:5,490万円/年
提案期限:2021-11-10
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kenko/shougai/syogaifukushi_gyosha/sennta-siseruunneika.html

【子育て支援】
◆「ひとり親家庭 親と子のチャレンジ支援事業」における学習支援業務(堺市)

形式:企画競争
概要:低所得のひとり親家庭を対象として、親に対する経済的自立に向けた生活設計セミナーと、子ども(中学1年生)に対する学習支援を併せて実施し、親と子とのチャレンジを支援する 「ひとり親家庭 親と子のチャレンジ支援事業」を実施します。
 この事業のうち、親向けのセミナーに参加するひとり親家庭の子ども(中学1年生)を対象に学習支援員を派遣し、 家庭での学習習慣の定着や苦手意識の克服等を行うことを目的に、学習支援業務を実施する事業者を募集します。
事業期間:2021-12~2022-03
予算上限:957万円
提案期限:2021-11-05
http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/hughug/boshu/2020satooyaproposal.html

【観光交流・イベント】
◆新型コロナウイルス感染症対応緊急観光支援事業(いせはらマイクロツーリズム推進事業)委託業務(伊勢原市)

形式:企画競争
概要:新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響により、観光需要が低調に推移するなか、マイクロツーリズム(近隣への旅行)需要を喚起するとともに、市内観光消費を促進することを目指した「新型コロナウイルス感染症対応緊急観光支援事業(いせはらマイクロツーリズム推進事業)」について、業務遂行能力を有する事業者を選定することを目的として、公募型プロポーザルにより業者選考を実施します。
事業期間:~2022-03
予算上限:4,000万円
提案期限:2021-10-25
https://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2021100700018/

【産業振興】
◆令和3年度札幌市飲食店の未来応援事業運営業務(札幌市)

形式:企画競争
概要:本事業は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、客数や売上が減少している市内の中小飲食店を支援するため、購入型クラウドファンディングを活用し、飲食店で利用できる前売りの食事券を発行する事業を行うことで、当面の運転資金を確保することを目的に実施いたします。ついては、本業務の受託者を選定するため、公募型企画競争を実施します。
事業期間:~2022-03
予算上限:2億円
提案期限:2021-10-21
https://www.city.sapporo.jp/keizai/tradeinfo/inshokutenouen.html

【DX】
◆校務支援システム構築業務委託(港区)

形式:企画競争
概要:児童生徒情報を用いた業務(成績処理、児童生徒名簿の作成)の標準化、スケジュールや週案、時数計画等の情報共有をセンター型のパッケージシステムを導入することにより実現でき、また、教育情報セキュリティガイドラインの基準を満たしたクラウドサービスでの提供により、校務PC のみならず GIGA スクール構想により導入した iPad での校務の一部実施も可能となるため、効率化と教員の負担軽減を図ることができます。また、導入により学校間でのメール等が行えることで円滑なコミュニケーションを図ることが可能となります。
本システムは、パッケージソフトを採用する予定ですが、事業者によりパッケージソフトの機能、品質等の差が大きいため、価格だけでなく、パッケージソフトの機能、運用段階の費用等を含めて総合的に評価する必要性が高いことから、優良な事業者を選考するため、公募によるプロポーザル方式により事業候補者の選考を行います。
事業期間:2021-12~2022-07
予算上限:2億2,651万円
提案期限:2021-11-01
https://www.city.minato.tokyo.jp/kyouikushien/koumuproposal.html

◆フィンテック支援ファンド運営事業者募集(東京都)

形式:公募
概要:東京都では、平成29年11月に策定した「国際金融都市・東京」構想(以下「本構想」という。)に基づき、フィンテック産業の育成等に取り組んでいます。
また、令和3年7月に公表した本構想の改訂(案)においても、コロナ禍からのサステナブル・リカバリーを実現し、世界をリードする国際金融都市・東京の実現に向けて、フィンテックの活用等による金融のデジタライゼーションやフィンテックを含む多様な金融プレーヤーの集積に取り組んでいくこととしています。
今般、フィンテック産業の育成と革新的なサービス提供を通じた社会的課題の解決への貢献を目的として、官民連携ファンドのスキームにより都の出資を呼び水としたファンドを創設し、これを運営する事業者を募集しますので、お知らせします。
事業期間:2022-02~
予算上限:(ファンド規模)20億円 うち、東京都が2億円出資
提案期限:2021-11-04
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/10/12/02.html

◆デジタルトランスフォーメーション推進本部支援業務委託(市川市)

形式:企画競争
概要:本業務委託は、本市のデジタルトランスフォーメーション推進体制や業務改善の進め方について専門的知見からの技術支援を行うとともに、市民に対する啓発等を実施する業務を委託するものである。
事業期間:~2022-03
予算上限:2,000万円
提案期限:2021-11-05
https://www.city.ichikawa.lg.jp/sys06/0000377976.html

【地方創生・まちづくり】
◆【道の駅整備事業】(仮称)トライアルパーク蒲原の運営事業者(静岡市)

形式:企画競争
概要:蒲原の拠点づくり(道の駅整備事業)は、大規模な施設整備からスタートさせるのではなく、整備プロセスの途中に、“暫定形態”で拠点をオープンさせる期間を設けることにしました。この暫定形態の拠点を「トライアルパーク」と呼びます。トライアルパークは、民間が企画する事業を、まずはトライアルで実施してもらうことで、地元企業を含めたあらゆる業態の事業参入、利用者の真のニーズに合わせた段階的な機能の付加、地域に既存する機能と調和し相乗効果を生み出す施設整備が可能となります。トライアルパークは、市民・企業・行政が連携しながら使い方のトライアルを重ねて進化していく拠点であり、このプロセスの先に、これまでにない新しい形態の道の駅を見据えています。
 今年度は、次のとおりトライアルパークの運営事業者を公募します。皆さまからの事業提案をお待ちしております。
事業期間:2022-03~2025-03(3年間)
予算上限:(公共負担なし)
提案期限:2021-11-09
https://www.city.shizuoka.lg.jp/485_000074.html

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