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社会起業家のための自治体公募情報(20210509)

今日の東京は、気温が28度近くまで上がるようです。まだ5月なのにもう初夏ですね。

ステイホーム期間は5月末まで延期となり、ゴールデンウイークが続いているかと錯覚するかのような殻っとした週末。

のんびり、ぼちぼち、過ごしましょう。

☆本日のトピック

ゴールデンウィーク明けで間もないということもあり、案件数は14件と少なめでした。

東京都しごと財団では、「ソーシャルファーム専用ホームページ作成・運営等業務委託」が公募されています。ソーシャルファームって何?という方も多いと思いますが、ヨーロッパを中心に広がっている農業と就労支援を掛け合わせたモデルで、2019年度に東京都が条例を制定しました。詳しくはNHKのサイトが分かりやすいので是非以下のリンクをご覧ください。
本業務は、ソーシャルファームに関心ある人のすそ野を広げ、事業者を増やすためのサイト創設になります。ソーシャルマインドの高いホームページ制作会社の皆様にぜひチャレンジしていただきたいです!

社会的企業と訳され、ヨーロッパを中心に広がっています。障害者など一般企業での就職が難しいという人を雇用しほかの従業員と一緒に働くところで、いわば社会に貢献する役割を担う企業や団体のことです。ヨーロッパでは、例えば会計事務所やレストラン、農場など業種は様々で、企業やNPO法人など運営主体も多様です。ここでは、▽通常のビジネスを行って利益を上げることを目指し、▽働く人は雇用契約に基づき最低賃金以上が保障されます。この“ソーシャルファーム”の創設を進めていこうという条例が12月18日、全国で初めて東京都議会で成立しました。
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/418085.html

姫路市の「ウォーカブル推進事業支援業務委託」では、「居心地がよく歩きたくなるまちなか」を目指して、日常的な公共空間の利活用のための社会実験や事業支援などをおこなうもの。駅前の市街地が廃れ行き、街に元気がなくなった昨今。商店街振興策などで補助金を出すだけでは、もはや打つ手がないという状況です。他方、行政はインフラを整備して交通網や公園などのハードを整備することには長けていますが、そこをうまく活用して人を集める・循環させることはできていませんでした。その結果、何でもそろい、長時間滞在しても飽きないコンテンツ豊富な郊外店舗に人が流れ、買い物の利便性でいえば明らかに有利なECサイトを使うようになり、街なかに人がいなくなってしまったのだと思います。
国交省が「車中心のまちづくりからひと中心のまちづくりを進める」として推進しているこのウォーカブルな街なか形成の取組は、既存のハードをうまく活用してコンテンツを生み出し、ひとが街なかに回帰することをうたった画期的な政策です。これまでのハード中心、経済中心のまちづくりから、ソフト中心、コミュニティ中心のまちづくりへと転換することで、人の流れを街なかに呼び込み、歩行者交通量が増えることで地域経済を再生させる、という、とても理にかなった良策だと思います。これが持続的な取り組みになるために重要なのは、地域の団体や企業が主体となって動くこと。まちがっても、外部のコンサルがアリバイ的に市民の意見を聞いたふりして計画を作ったり、社会実験といいながら自社の社員ばかり投入するような悲惨なことにならないよう、姫路市の企業にこそ手を挙げてほしい案件です!!(力説)

愛知県は「『令和3年度半農半X支援事業』業務委託」を公募しています。知る人ぞ知る「半農半X」ですが、最近では漫画「漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件」も発行され徐々に認知度が高くなっているようです。要は、自分の食べ物は自分で作り(半農)、それ以外の時間は得意技を活かして働く(半X)ということで、兼業農家ともちょっと違う概念のようです。詳しく知りたい方は以下のサイトをご覧ください。
リモートワークやテレワークが普及した今、都会から地方への移住を促進するための打ち手としても注目されていますが、県が取り組むということは、他県からの流入人口を期待してのことでしょう。ターゲットは大阪か東京あたりかと思います。基礎自治体ではなく県がこの取り組みを行うことによる効果をどうやって生み出すか、というあたりが提案のポイントになりそうです。

半農半Xとは、「持続可能な農ある小さな暮らしをしつつ、天の才(個性や能力、特技など)を社会のために生かし、天職(X)を行う生き方、暮らし方」のことを言う。京都府綾部市在住の塩見直紀氏が1990年代半ば頃から提唱してきた。
Xに当てはまるものは人によって異なる。農業をしながら教育に携わる「半農半教育」や、「半農半ライター」、「半農半IT」など、それぞれが半自給的な生活をしながら好きなことでプラスアルファのお金を稼いでいる。
https://ideasforgood.jp/glossary/half-farmer-half-x/


【障害者支援】
◆ソーシャルファーム専用ホームページ作成・運営等業務委託(東京しごと財団)

形式:公募
概要:公益財団法人東京しごと財団では、ソーシャルファーム(注)の創設・運営を検討している事業者をはじめ、ソーシャルファームに関心のある方や今後関心を持つ可能性がある方などを対象に、ソーシャルファームに関する分かりやすく訴求力のある情報発信を的確かつタイムリーに行うことを目的とし、「ソーシャルファーム専用ホームページ」の作成・運営等に係る業務を委託する企業を公募いたします。
(注)ソーシャルファームとは「事業からの収入を主たる財源として運営しながら、就労困難者と認められる者を相当数雇用し、その職場において、就労困難者と認められる者が他の従業員と共に働いている社会的企業」をいう。
事業期間:2022-03
予算上限:(非公開)
提案期限:2021-06-10
https://www.shigotozaidan.or.jp/nyuusatsu/2021-0506-1430-11.html


【高齢者支援】
◆令和3年度柏原市介護予防・日常生活支援総合事業における短期集中介護予防サービスC事業業務(柏原市)

形式:企画競争
概要:本業務は、高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化を防止するため、豊富な実務経験と高い専門性をもって、身体機能の向上が見込める介護予防プログラムを提供できる民間事業者等に業務を委託し、短期集中介護予防サービスC事業の業務を円滑に遂行することを目的とする。
事業期間:2022-03
予算上限:(訪問型・通所型サービス)8,400円/回
提案期限:2021-05-18
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2021043000046/

【子育て支援】
◆姫路市ひとり親家庭学習支援事業業務(姫路市)

形式:企画競争
概要:ひとり親家庭の子供に対して、学習支援による学びの機会を提供することにより、子どもの学習習慣の習得、学習への意欲向上を図る。
事業期間:2022-03
予算上限:196万円
提案期限:2021-05-24
https://www.city.himeji.lg.jp/sangyo/0000016528.html

◆泉大津市留守家庭児童会(長期休業期間限定)運営業務(泉大津市)

形式:企画競争
概要:本事業は、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校等に通う児童に対して、家庭的な役割をもった生活の場を提供するとともに適切な遊びや指導を行い、保護者の仕事、子育ての両立支援及び児童の健全育成を図ることを目的とする。
事業期間:2021-07~08
予算上限:281万円
提案期限:2021-05-24
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/68/1youryou.pdf

【女性支援】
◆令和3年度女性の起業アイデアブラッシュアップ等支援事業(京都府)

形式:企画競争
概要:女性の多様な働き方の一つとして女性起業家の育成を図るため、府民の生活向上や地域社会・経済の活性化に寄与する女性の起業モデルのブラッシュアップ指導や販路拡大支援、ネットワーク構築支援を行う「令和3年度女性の起業アイデアブラッシュアップ支援事業」を実施する。
事業期間:2022-03
予算上限:623万円
提案期限:2021-06-07
https://www.pref.kyoto.jp/josei/news/entrepreneur_proposal_r3.html

【地方創生・まちづくり】
◆ウォーカブル推進事業支援業務委託(姫路市)

形式:企画競争
概要:国土交通省は、現在、車中心のまちづくりからひと中心のまちづくりを進めることを、これからのまちづくりの方針の一つとしており、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指した懇談会や事例集の策定を行っている。また、令和2年度からは交付金による予算措置の創設等を行っている。
姫路市においても、令和2年度に「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を実現するため、姫路市ウォーカブル推進計画(以下、推進計画という。)を策定したところである。本業務において、公共空間利活用の仕組みづくりやウォーカブルに資する取組み等の事業を進め、歩行者の回遊性向上、滞在時間の増加、魅力的な空間や新たな賑わいの創出を行うことにより「居心地がよく歩きたくなるまちなか」を目指すこととしている。
本公募型プロポーザルは、推進計画で定めた重点区域において、本市に適した日常的な公共空間の利活用を目指した社会実験の実施、ウォーカブルな環境づくりに資する事業の発掘支援及びウォーカブル環境促進プログラムの作成を行う事業者を募集するものである。 事業期間:2022-03
予算上限:1,000万円
提案期限:2021-05-28
https://www.city.himeji.lg.jp/sangyo/0000016421.html

【観光交流・イベント】
◆はこだてグリーンプラザイルミネーション事業企画運営業務(函館市)

形式:企画競争
概要:はこだてグリーンプラザは,春から秋にはイベントなどが開催され,市民や観光客で賑わっているところでありますが,冬期間は閑散としているほか,新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,地域に閉塞感が漂う状況となっています。
本事業の実施により,大門地区の「冬期間の新たな魅力」を発信し,夜間の賑わい創出を図ることを目的とします
事業期間:2022-03
予算上限:1,250万円
提案期限:2021-06-04
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2021043000022/

【農林水産業】
◆「令和3年度半農半X支援事業」業務委託(愛知県)

形式:企画競争
概要:農業と他の仕事を組み合わせた働き方である半農半Xを志向する都市住民に、実践の場として本県の農村地域を選んでもらうため、半農半Xの先進事例収集や有識者ヒアリング、本県での実践に向けた情報の発信等を行う。
事業期間:2022-03
予算上限:632万円
提案期限:2021-05-28
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nousei/hannouhanx.html

◆みやぎ型農福連携普及拡大事業業務(宮城県)

形式:企画競争
概要:農業・農村における高齢化及び人口減少による担い手の減少への対策が急務となっている一方で,障害者の就労機会等の改善も課題となっており,農業と福祉の連携への関心が高まっています。
 本業務は,本県における農業と福祉の連携推進のため,農業法人等の農業者と障害者就労継続支援B型事業等の福祉事業者による農産物等の農業生産を目的としたマッチング(以下「農福連携」 という。)を先駆モデルとし,農福連携のマッチング支援及び普及啓発活動を実施するものです。
事業期間:2022-03
予算上限:500万円
提案期限:2021-06-01
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/noufukur3.html

【DX】
◆「北九州市中小企業のDX推進成長支援モデル事業」検証・伴走支援業務委託(北九州市)

形式:企画競争
概要:社会全体にDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が高まる中、ビジネスの最適化・効率化や新たな付加価値を生み出し、事業の競争優位性を保つ必要性が増大する中、中小企業においてはDX化に向けた取組みは急務となっています。
 そこで、令和2年度には開発部門、生産部門、営業部門、バックオフィス部門など多岐にわたる部門間の連携が不可欠である市内中小ものづくり企業を対象とし、当該企業が実施するDX化に向けた様々な取組みを支援するため、北九州市中小ものづくり企業のDX推進成長支援モデル事業補助金の公募を行いました。当補助金には26社が採択され、採択企業におけるDXの円滑な推進に寄与するなど、一定の成果を挙げたところであります。この実績をもとに、令和3年度は広く中小企業全般に対し、北九州市中小企業のDX推進成長支援モデル事業補助金(以下、DX補助金という)として公募を予定しています。
 本委託では(1)DX補助金公募期間中(申請検討中)の企業相談・説明会、(2)DX補助金の採択企業進捗確認、採択企業に応じた技術的助言を行うこと、(3)また、市に対してDX補助金の検証・結果の報告書を作成し提出することなど、採択企業(申請検討中の企業を含む)および市双方のカウンターパートとして事業の円滑な推進を支援するものです。
事業期間:2022-03
予算上限:630万円
提案期限:2021-05-26
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/san-kei/10100092.html

【環境保全・脱炭素】
◆脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築支援業務委託(加西市)

形式:企画競争
概要:本市は、2018 年 12 月「世界首長誓約/日本」に署名し、パリ協定の目標達成に貢献するため持続可能でレジリエント(強靭)な地域づくりを目指すだけでなく、2021 年 2 月には、2050 年までのカーボンニュートラルを見据え、ゼロカーボンシティ宣言を表明した。
また、2021 年 3 月には、「世界首長誓約/日本」の誓約事項を具体化した気候エネルギー行動計画を策定し、2030 年度までに 2013 年度比で市内の温室効果ガス排出量を 40%削減し、2050 年までにその排出量の実質ゼロを目指します。なお、この計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地方公共団体実行計画(区域施策編)、及び気候変動適応法に基づく地域気候変動適応計画に相当する計画(第 2 次加西市地球温暖化対策地域推進計画)として位置付けている。
本業務は、2050 年までのカーボンニュートラルを見据えた地域再エネの導入目標を設定し、その目標達成のための事例検証の一例として、民間事業者が事業主体となった公共施設を核とした創・省・蓄エネを活用したスマートグリッドモデルを、将来的に市内へ水平展開できるような可能な限り補助金に頼らない持続可能な脱炭素化モデルとして構築することを目的とする。
事業期間:2022-03
予算上限:1,000万円
提案期限:2021-06-07
https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/30/15573.html

◆令和3年度静岡県地球温暖化対策実行計画策定支援等業務委託(静岡県)

形式:企画競争
概要:平成 27 年 3 月に策定した「ふじのくに地球温暖化対策実行計画」が令和3年度をもって期間終了するため、国の新たな温室効果ガス排出削減目標、環境省作成のマニュアル等※を踏まえて、2050 年脱炭素社会実現も視野に入れ、新たに、実行計画を策定する。
この策定に当たり、個別施策の温室効果ガス排出量・吸収量の推計や温室効果ガス排出量の算定・分析等に関する業務について、十分な専門的知見を有する者へ業務を委託することにより、計画策定事務の円滑な遂行に資することを目的とする。
事業期間:2022-03
予算上限:560万円
提案期限:2021-05-24
http://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-020/sakuteishienkobo.html

◆豊中市食品ロス削減推進計画策定支援業務(豊中市)

形式:企画競争
概要:食品ロスの問題は、平成27年(2015年)9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダにおいて言及されるなど、国際的にも重要な課題となっています。 国においては、地方公共団体、事業者、消費者等の多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を推進するため、食品ロスの削減の推進に関する法律(令和元年法律第19号)が施行されました。
 本市でも、食品ロス削減の取組みは「第4次豊中市一般廃棄物処理基本計画」及び「第4次豊中市ごみ減量計画」において、優先的な取組みとして位置づけ、食べ物を大切にする活動を市域で展開しています。本市の食品ロス削減の取組みをより一層充実させ、総合的かつ計画的に推進するため、「豊中市食品ロス削減推進計画」を令和3年度(2021年度)に策定することとしています。 「豊中市食品ロス削減推進計画」の策定にあたっては、「大阪府食品ロス削減推進計画」及び「第4次豊中市一般廃棄物処理基本計画」の内容等を踏まえるとともに、本市における食品ロスの実態を分析し、これまでの本市の食品ロス削減の取組みに加え、地域特性に応じた計画を策定する必要があることから、創造性・技術力・経験等をもつ業者を選定するために企画提案の公募型プロポーザルを行います。
事業期間:2022-03
予算上限:109万円
提案期限:2021-05-27
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kurashi/gomi_risaikuru_bika/gomi_recycl_bika_to/shokurosukeikaku.html

【行政支援】
◆第13回アジア太平洋都市サミット運営等業務委託(福岡市)

形式:企画競争
概要:アジア太平洋都市サミットは、アジア太平洋地域の主要都市の代表者が参加し、各都市の課題やその解決に向けた取組みを共有し率直な意見交換等を行うことで、都市問題の解決に向けた相互協力、さらには、都市間ネットワークの構築を図ることを目的として1994年に福岡市が提唱した国際首長会議である。
 第13回アジア太平洋都市サミットは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、令和4年8月に開催を延期しているところであるが、時代の大転換期にあって、危機を乗り越え、更なる発展のチャンスとするための新たなまちづくりは喫緊の課題であることから、「危機から生まれた都市の可能性 The Potential of Cities in the Face of Crises」をテーマに、「第13回アジア太平洋都市サミット特別版」を完全オンライン形式で開催するものである。
事業期間:2022-03
予算上限:2,486万円
提案期限:2021-06-08
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/asiasummit/business/20210507_13thAPCS.html


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