趣味について 孤独も大事という話
趣味が増えました。
観葉植物です。
リビングにはすでにドラセナ(幸福の木)とかパキラとかゴムの木とか管理が簡単な観葉植物がいくつかあるけど、今回趣味に加わった観葉植物はもう少し手がかかる比較的小さな植物です。
その植物は、塊根植物(コーデックス)と呼ばれるもので
ということで、僕の男心も もれなく くすぐられました。
コロナ禍でステイホームとなった時期にこの手の植物がブームになったらしいけど、僕はそのブームは知らず今になって急にハマった。
きっかけはたまたまグリーンショップで見つけたセンナメテディオナリスという塊根植物があまりに可愛く感じ、なかなかの値段だったけど勢いで買ったことがスタート。
本当はベランダに棚置いて強い太陽の光で育てたかったけど、せっかくのグリーンなので目につくところに置いて欲しいという妻の要望で部屋の中に置いて、日照はLEDライトでまかなうことにした。(せっかくのグリーン:見て癒されたい)
LEDライトもこだわり出すと沼にハマりそうで、無難に?評判のいいBARRELというメーカーのアマテラスを購入。
植物一つだけも寂しいので、毎週少しずつ追加していく。
リビングに置いている観葉植物と違って塊根植物が面白いのは「手がかかるところ」
光と水と風(風も大事なんです)を適当にしていると調子が悪くなる。じゃあこれらの要素を改善したらすぐに植物も調子が良くなるかというとそうともいえない。調子が悪くなったまま枯れるかもしれない。見た目の悪い成長の仕方をするかもしれない。だから毎日葉っぱの様子を見ながら試行錯誤する。
塊根植物1年目の僕はネットやムック本から知識を入れている程度で、その知識があれば植物を元気に育てられるかというとそうでもなさそうというのが塊根植物の難しいところでもあり、楽しいところでもある。
植物を育てるという行為は時間がかかる。長い時間をかけて自分だけの植物に育って欲しいと思う。
なんでこんな手間のかかる趣味を始めたのか。
今までの僕なら手間はお金を払ってでも無くしたいタイパ至上主義だったと思う。
(タイパ:タイムパフォーマンス:時間対効果)
それが変わってきたなと思うのはここ1、2年のこと。
子供ができて、その子供に手間がかかるのは当然。タイパだけを意識していたらストレス過剰で気が狂ってしまうと思う。子供を育てることでタイパが全てではないと思うようになってきた。
仕事ではある程度タイパを意識しながら、家に帰ればゆっくりとした時間を楽しむ余裕をもつ、このバランスが大切と思うようになった。
それに植物に接しているときは、本当の意味で一人(独り)になれる気がする。スマホがある生活のおかげで常に誰かと繋がっていて、家族もいると孤独を感じることはない。でも植物と向き合っている時間は孤独になれる。この植物たちをいかすもころすも自分次第。孤独なたたかい。
現代人には孤独が不足していると思う。
孤独なんてネガティブなもの、回避できるならその方がいいではないかという意見もあると思う。
孤独になることを推奨するというか、”常時誰かと接続されていることを推奨しない”という方がしっくりくるかな。
僕は孤独な時間(誰かと接続しない時間)を持つことで精神が安定すると思っている。
皆さんも孤独になれる趣味を見つけてほしい。
例えば、靴磨き(趣味と言っていいのか・・)とか、自転車いじりとか、紙の本の読書とか。
X(Twitter)で、人の投稿に対して不満を持ったり、不満を持っている人に意見したりしているのを見ていると、X(に限らずSNS)はストレス製造装置なんだなと思う。
当然人のポストに対して、イラッとすることもあるし、批判したいこともあるけど、僕は不満系のポストをしない、批判をしない、批判している人を批判しないというスタンスをとっている。
だからどうというわけではないけど、ストレス発生源は少ないに越したことがない。人の不満を聞いて幸せになる人は稀だろうから。
塊根植物の話に戻します。
観葉植物が趣味になると、植物を入れる鉢にもこだわりだすらしい。
そして最終的には自分で鉢を作りたくなるらしい。つまり陶芸とかにハマりそう。
それはそれで楽しみな未来である。
今は信楽焼の鉢を探しに行きたい欲が高まっている。
新しい趣味は楽しい。いいな。
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