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「絵本日記」【もうじきたべられるぼく】

【もうじきたべられるぼく】
作 はせがわゆうじ
発行所 中央公論新社

ぼくはうしだからもうじきたべられるのだそうだ。

さいごにおかあさんに会うために生まれ故郷の牧場に行く。
回想する「ぼく」
食べろ食べろと言われて丸々大きくなった
スリムになってウマさんみたいに走りたかったな
故郷の空の色、空気の匂いを懐かしむ。

兄弟としあわせそうなおかあさんをみつけた。
そんなところに明日食べられるぼくが現れたら悲しむだろうな
挨拶しないでその場を立ち去る。

『「悲しませるためにきたんじゃない」「さよなら おかあさん」』(本文より)

帰りの電車に乗っていると猛追してくるおかあさんが見えた。

食育がテーマみたいだけど。。。

誰にも等しく訪れる。
その時にこんなに静かに穏やかに愛情溢れる
ものの見方、思いができるのだろうか?
どんな時間を積み重ねたらいいんだろう
そんなことを考えてしまいました。

日常はたくさんの「いただきます」の上に成り立っている。
改めてだけど「いただきます」はおもい。