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ミニマリストを目指すことをやめた

結婚をしていた時期が15年ほど前に5年間ほどある。
当時の私の持ち物は今の10倍以上あった。


結婚をして新築の家を建てた。
その時の私はそれはそれは心も頭も空っぽな人間だった。

この心が空っぽというのが曲者で。
当時の私は買い物をして、身の丈に合わない大きな大きな収納スペースのスキマを埋めるのにある意味必死だったと思う。。
(心が空っぽだから物理的にもので埋めていた。ここら辺の話はまた別でも。)
家が建った時は当たり前に何も入っていない空間だったのに、あれよあれよという間に至るところの収納がぎゅうぎゅうに詰まっていったのだ。
もはやいらないのになぜか増える家電とか。。

離婚するときにWICの中の洋服をごみ袋に詰める作業がひどかったのがとても印象に残っている。
一番大きなごみ袋に10袋以上。
実家でそんな量収納できないので、ほぼリサイクルショップへ持ち込んだ。
しかも、あれだけ洋服が好きだったはずなのに冷めた気持ちで洋服たちをごみ袋に詰め込みまくった。
愛着があったはずの靴や鞄もさみしいとか、今までお世話になったね、とか何もなく。

なんてことがあった若かりしころ。。
今はというとそんな過去もあり、昨今のミニマリストブームもあり、なるべく物を減らす工夫をすることが多くなった。
現に洋服に関してはとても少なくなり、基本オールシーズン着れるようなものを選定している。
鞄も靴も人と比べるととても少ない。
その代わりに家具や雑貨はそこそこ増えてきている。
家具や布団等を除けばW1820の押入れに全てのモノが納まるくらいのイメージかな。

ただ、良く目にする家の中に何もないような状態は私にはもともと合わないことはわかっていて。
雑貨なども大好きだし。
仕事の影響からもインテリアには自分なりにこだわっている。
洋服等に関してももともと好きなので減ったといっても、ステキだと思ったモノは購入する。
(可能な限り1着購入したら1着グッバイするようにはしているが)

そんな中、先日私の大好きなインテリアスタイリストの石井佳苗先生のレッスン前のメッセージから「断捨離が流行っているけれど、そもそも大好きなものだけに囲まれていたら断捨離なんて必要ない」「断捨離というコトバはモノに失礼」という内容を、たくさんの言葉の中からキャッチした。

私はもうそれはそれは目からうろこで。
今自分がまさに目指したいところだな、ととても気持ちが揺さぶられた。

大好きな作家さんの作品や、アートや北欧の食器等。。
自分が大好きなものを少しずつ集めていて、自分の心地よい空間を作っていくことはとても幸せなことだと思う。

そんなこんなで、ミニマリストにあこがれていた私だが、あこがれの人物の一言であっさりとミニマリストを目指すのを諦めた話でした笑


まあでも、ミニマリストは私には向いてなかったのかなとも。
なのではじめにプロフィール記入するときもあえてミニマリストではなくシンプリストと記載していたのかも。


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