Cross

新緑の風そよぎ 冷えた空気彩る
華やかな色をした 桜も若葉色へ

頬に触れている 温もりのある風
夏の訪れを もうすぐと伝える

いま 溢れだす 街路樹のアーチの元
ペダル踏み加速して 駆け抜けていく

穏やかな気候の元ならば
離れた過去に出会えそう


木漏れ日の光差す 午後の公園では
笑いあう人々の 声で満たされている

胸に闇が増す 瞬間があるなら
いまはこの空気 それだけを感じて

絶え間なく続いてく この景色にも
いずれ変わる日が 訪れるように

凍てついた関係も 溶け始める
その日がまた 来るはずだ

嘆いた数で人は 優しくなれる?
分かり合えない事がいま あったとしても

時の流れが背中押し始めて
また会えるはずだから


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