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生きていたらいいことがあるって綺麗事?

私は親友に出会えて、心の底から実感した今なら言える。
でも、安易に人に「良いことはあるよ」とは言えない。
ただ辛い辛いと言っているだけでは、何も変わらないからだ。
起業塾や自己啓発の本で、「行動しなければ何も変わらない」と何回も見たが、何に対しても同じことが言える。

私は10歳前後からいじめや仲間外れにあい、人と関わらなくなった。
何度か「ここから落ちたらどうなるのか?」と命を投げ出す方法が頭をよぎったこともある。
1人は辛い、友だちが欲しい、根暗な自分を変えたいと15歳の時にコミュニケーションの本を買った。
同じ中学の人があまり行かない高校を選んで環境を変え、部活に入って色んな人と関わるようにした。
たまに話せる友だちは出来たが、相変わらず1人のまま。

高校3年、アニメにハマっていた私は「好きなアニメを友だちに話したい!でも嫌われたくない」と葛藤をしていた。
「言ってみるだけはいいのでは?」と友だちに話してみたら、偶然にも同じアニメが好きで、好きなキャラクターまで同じ。
あの時の嬉しさや衝撃は、今でも鮮明に覚えている。
当たり障りのない関係から親友になり、今でも好きなアニメの話で盛り上がる仲だ。

当時は辛いことを乗り越えたから、親友に出会えたと思っていた。
子どもながらに、どうすれば良いか模索し、行動した結果が親友との出会いだった。
辛いときは、自分の足元しか見えなくなる気持ちも分かる。
でも、足元じゃなくて、自分の心に視点を変えてみてほしい。
それから自分ができることをやっていけば、生きていれば良いことがあると実感する日が来るから。


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