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面接カードの作成方法について(特別区)

 今回は、特別区の面接カードを作ったときのことを記録しようと思います。特別区の面接カードの内容は以下の通りです。

①あなたがどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に入力してください(250字以内)※面接の冒頭で3分間でプレゼンしてもらいます。
②あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください(250字以内)
③目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに入力してください。(250字以内)

 今年から、受験申し込み時にインターネットで入力する形になりました。去年までは手書きだったので、文字を小さく書いてたくさん内容を詰めたりするなどできていたようですが、今年は入力式になったことで字数が最初から指定されていました。250字は意外と少なく、簡潔にまとめるのが難しかったです。


私が実際に書いた面接カードは以下の通りです。

①子どもがいる家庭の経済支援に取り組みたいです。アルバイト先の塾で、様々な経済的理由で塾をやめざるを得ない子どもたちを見る中、学習環境の整備やひとり親支援など、子どもが自由に成長できる環境をつくりたいと考えました。また、大学で所属している〇〇ゼミで実際の地域職員の方のお話を聞いたことで、住民1人1人と近い距離で関わることができる特別区の職員として働きたいという思いがより強くなりました。多くの子どもとかかわった経験と、私の強みである粘り強さを活かし、課題の解決に貢献していきたいです。
②勉強とアルバイトの両立です。家庭に経済的余裕がないため、学費は奨学金を借り、生活費はアルバイト代で賄っています。しかし2年次に早期卒業・大学院進学を目指す学習目標の高いクラスに進んだことで、勉強とアルバイトの両立が困難になりました。そこで取り組んだのが、生活リズムの見直しです。夕方以降をアルバイトの時間と決め、それまで夜に行っていた大学の勉強は早起きをして朝に取り組むよう習慣を変えることで、勉強とアルバイトの両立が可能になりました。今でもその習慣を続けることができています。
③総合病院でのワクチン接種のアルバイトで、運営の効率化を目標に取り組みました。私は受付と接種会場の2つの仕事を任されていたため、両方の現状を把握したうえで受付と会場それぞれの仕事の割り振りを徹底し、混雑しやすい会場内での業務負担が減るように努めました。また、受付から会場へ向かう間に迷ってしまう方が多かったので、順路に案内シールを貼ることを提案しました。これによって道案内にあたっていたスタッフが本来の業務に集中できるようになり、結果的にスムーズな運営の実現を後押しすることができたと考えています。


 面接カードの内容は、バイト先の方に一緒に考えてもらい、書いたものを添削してもらうなどして形にしました。特に、3つ目のチームで成し遂げた経験というのが全く思いつかず(友達ほぼいないので)、ゼミのみんなで課題に取り組んだことをそれっぽく書いたりしたのですが、あまりに内容が薄いため、1から作り直したりして大変でした。
 また、読んでいて皆さん思ったかもしれませんが、ほとんどバイトの話ばかりです。ほんとにバイトくらいしか言えることがないからです。経済的に余裕がないというのは本当で、そのためにバイトをして食費とか教科書代とか自分の身の回りのことはバイト代で賄っていました。かといって、学費など全てを自分で払っているわけではないので(奨学金を学費に充てたと書いていますが、本当は奨学金は家賃用で学費は親が払ってくれています)、本当にすべて自分で稼いでいる人に比べれば全く頑張っているとは言えないのですが、とにかく私は貧乏苦学生を全面に押していくことを意識して作りました。やりすぎるとただの「私可哀想アピール」になって、逆に悪印象になりそうだったので、貧乏苦学生だったけど、いろんな人と出会い、素晴らしい経験になった!とポジティブ感を出していくことを心掛けました。
 面接官はだいたい中年男性だろうと踏んでいたので(実際ほぼそうだった)、中年世代は、こういう泥臭く苦労している可哀想な人間が好きだろうと思ったのも理由です。
 あと、就活エピソードとかで調べると、必ず留学の話が出てきますが、私は性格が悪いので、親の金で留学した経験より自分で金稼いでる人間の方がいいに決まってんだろうがと思い、バイトエピソード多めになりました。これは貧乏人の妬みなので気にしないでください。

 それと、この面接カードの内容はほぼ嘘ですww学業とアルバイトの両立が大変で…と書いていますが、別に大して悩んだことはなかったです(私が優秀というわけではない)。カードを埋めるためにエピソード仕立てにしただけです。
 総合病院で役割の割り振りを徹底したと書いていますが、そんなリーダーみたいなことはしてないし、順路が分かりやすいようにシールを貼ったというのも一切やってないです。ある日バイトに来たら貼ってあったので、誰かがやったんだと思います。出来事自体は嘘ではないですが、あたかも自分がやったように書いたり、さして大変でもなかったことを死ぬほど大変だったかのように書いたり、嘘ばっかりです^^
 全くの0から嘘をつくと、話のつじつまが合わなくなりそうで怖いので、聞かれてもボロが出ないように、本当にあった出来事を書くようにしていました。ただ「私の」出来事ではないですが…。

 私の面接カードは、大げさに書く、あたかも自分がやったかのように書く、こればっかりです。他の人の面接カードとかは見たことないので言いきれませんが、どうせみんな嘘を書くか、大げさに書いてると思います。堂々とここで「嘘を書け!」とは言えませんが、一例として、こんな面接カードでも通るんだなーと思っていただければ嬉しいです。

長くなったので、3分間スピーチについては次で書こうと思います。

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