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服装史ⅩⅣ
1870-80年
全体的にスカートが広がるクリノリンスタイルとは違い、腰にボリュームを加えたスタイルはバッスル・スタイルと呼ばれました。バッスル:bustleとはクッションや針金、カゴなどで作られた腰あてです。バッスルスタイルは、腰を膨らませ、ウエストを細くするシルエットが特徴的でしたが、体を強制的に細くする必要があったので、当時の女性の寿命は貴族や富裕層ほど短かったそうです。
娯楽で人々が様々な場所へ行けるようになると、服装もその目的に合わせてスタイルを変えるため様々なデザインが生まれました。そして、1日に何度も着替える習慣が上流階級のステイタスになりました。モーニング・ドレス:morning dress、デイ・ドレス:day dress、イブニング・ドレス:evening dress、ウォーキング・ドレス:walking dress、ティー・ガウン:tea gown、ドレッシング・シャツ:dressin gown、ライディング・ハビット:riding habit(乗馬服)などがその例です。
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