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まず終わらせるべきは

私は誰のこともどんなものも大事にしてなくて、自分だけがかわいいからこんな何をするにも怖いんだと気付いた。

誰にも負の感情を持たれたくないとかも、相手を不快にさせたくないのではなく自分が傷付きたくないだけなんだな。
結局自分のことだけ考えてて自分のことだけで頭がいっぱいなんだ。
誰かを通して自分を見てる。
だからこんなにも弱くなったのだ。

上京して一人暮らしをして、大事にしたい人が物理的に近くにいることがあまりなくなった。
自分のことは自分で守らなきゃいけないんだという意識が行き過ぎて、全ての環境を無意識の内に敵だとみなしていないだろうか。

優しくしたいものが減った。
自己防衛だけ過剰になった。
過保護になって弱くなった。
挑戦で得られるものを全て疲弊を運んでくる刺激と感じて、動いてみて得られた成長も全部ストレスだと切り捨てた。

成長には痛みが伴うのだと、気楽な日々は退屈や退化に繋がらざるを得ないのだと。
こんな昔は分かっていたことたちを受け止められなくなっていたのはいつからだろう。

もう疲れたんだ。
自転車を漕いでいても電車に乗っていてもスーパーに向かっていてもベッドの上にいても、
「生きてるのってしんどい」と病んでいることに。
これ以上長いこと生きたくないと唱え続けたら、もうそろそろ糸がプツリと切れてしまいそうだ。

バカみたいだ。
どうせ終わらせるのならこの絶望しか生まない思考を終わらせたい。
人生の前に。


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