スマートティーポット「teplo」を根堀り葉掘る
昨年、teploというティーポット(ティーメーカー)を購入した。こちらの好みや気分に応じてお茶をさまざまに出し分けてくれる楽しい家電だ。
抽出時にいくつか設定できる項目があるのだけれど、いつも水温と抽出時間の調整くらいしか使っていない。せっかくなのであんなことやこんなことをしたらどうなるのか確かめてみた。
普段どう使っているかなどの概要はこちら↓
いろいろ試した結果のメモ
実際活用するかどうかはさておき、できることは全て把握しておきたくなる。以下確かめてみたメモ。
[回転角度]って実際どれくらい回転する?
数字が大きくなると反復の幅が小さくなった。例えば170°だと、茶葉を入れた急須をゆすっているくらいの動きをする。逆に10°だと、10°に傾いた状態(インフューザーメッシュがほぼ真上に来る)からぐるりと一回転し、そこからまた戻っていく。
また、180°では水平状態(インフューザーメッシュが真下に来る)から一回転して反復する。0°だと反復運動をせずにずっと回転し、[回転]を選んだときと同じになる。記事の下の方にまとめて動画を載せた。
[回転]モードで[回転角度]を変えるとどうなる?
挙動は変わらないように見えた。当然ではあるけれど、どの角度を選んでも同じように回る。
[スウィング]モードで[反時計回り]にするとどうなる?
動き始めるときの向きが反時計回りになった。といっても結局は反復運動なので、抽出に影響はなさそう。
[スウィング]モードで[回転速度]を変えるとどうなる?
ほとんどわからないが、速度も反映されている気がする。抽出時間1分で比較したので違いが出にくかったのか。もっと長い時間に設定してすればわかりやすかったかもしれない。
パーソナライズ抽出でセンサーに指を置かなかったらどうなる?
何回か試してみたところ、エラーになったりはせずに抽出が始まるようだ。指で検知すべき数値が0になるが、たまに普通っぽい数値が表示されることもある。見えない誰かが指を置いているんだったらどうしよう。
抽出温度より高い温度の水を入れるとどうなる?
ファンクションボタンを押した時点で「初期水温エラー」というメッセージが表示され、抽出が始まらなかった。30℃くらい抽出温度を低く設定している場合、その温度よりもぎりぎり冷たいくらいの水だとエラーになりやすい、気がする。(普通は20℃くらいの水道水を使って50℃以上のお茶を淹れるので特に問題はない)
水を入れ忘れるとどうなる?
上記のパターンと同じように、ファンクションボタンを押した時点で「初期水温エラー」か「空だき」というメッセージが表示され、抽出が始まらなかった。ただし、30℃くらいの低温を連続で抽出する場合に空焚きを検知できないことがあるらしく、大変なことになる。
回転速度の動画を撮ろうとして空焚きをやってしまい、ビツッ…ビツツッ…!!のような音がして、ガラスポットのガラスにひびが入った。あのまま気付かなかったら大破していたかもしれない。ポットは買い直すことに。
Brew画面で設定できること
せっかくなので、Brew画面で設定できる項目を取説にまとめてみた。
抽出温度
お茶を抽出したい温度を設定します。30℃から95℃まで、5℃単位で選択できます。
抽出時間
お茶を抽出したい時間を設定します。1.0minから10.0minまで、0.5min(30秒)単位で選択できます。
水量
入れた水の量を選択します。200mlから350mlまで、50ml単位で選択できます。
モード選択
インフューザーユニットの動きを設定します。
[回転](デフォルト)
設定した抽出時間の間、インフューザーユニットが360°回転し続けます。[回転速度]を変更できます。
[静止]
設定した抽出時間の間、インフューザーユニットが半回転して静止します。インフューザーメッシュが全て水に漬かった状態となります。
[スウィング]
設定した抽出時間の間、インフューザーユニットが振り子のように反復運動を繰り返します。[回転角度]と[回転速度]を変更できます。
回転方向
モードを[回転]にしたときの、インフューザーが回転する方向を設定します。
[時計回り](デフォルト)
本体右側(水量の目盛りを読める側)から見て、時計回りにインフューザーが回転します。
[反時計回り]
本体右側(水量の目盛りを読める側)から見て、反時計回りにインフューザーが回転します。
回転角度
モードを[スウィング]にしたときの、インフューザーが回転する角度を設定します。インフューザーウエイトが真下にある状態が0°です。0°から180°まで10°単位で選択でき、デフォルトは30°です。
回転スピード
モードを[回転]または[スウィング]にしたときの、インフューザーが動く速度を設定します。1分間に何回転するかを表しています。6rpmから10rpmまで1rpm単位で選択でき、デフォルトは6rpmです。
速度と角度はどれくらい違うのか
見比べないとわからないので動画にした。本当はお茶の抽出具合も見たかったけれど、コップの数が足りないので断念。今度紙コップでも用意してやってみようと思いつつ、違いがわかるかどうかは不安だ。
なお映像が汚いのと画像がぴんぼけしているのはただのうっかり。
回転角度30°と120°の比較動画
左が30°で右が120°。数字が大きくなると、茶葉を入れた急須をゆすっているような動きをする。茶葉はほぼお湯に漬かったまま。
回転速度6rpmと10rpmの比較動画
左が6rpmで右が10rpm。単体で見ると気付かなかったが、比べてみると意外と違う。
個別の動画
回転角度
すべて「スウィング」モードで「回転速度:6rpm」に設定した。(角度は10°ずつ選べるが、面倒なので30°刻み)
回転角度0° なんとスウィングせず回転する。
回転角度30°(初期値)
回転角度60°
回転角度90°
回転角度120°
回転角度150°
回転角度180°
回転速度
すべて[回転]モードで「回転角度:30」に設定した。
回転速度6rpm(初期値)
回転速度7rpm
回転速度8rpm
回転速度9rpm
回転速度10rpm
途中から気分が乗ってきたのでやたらと動画にしてしまったが、ここまで来るともはや執念。ストーカーみたいで薄気味悪くなってきた…。
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