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憧れのすごい先生のリアルレッスンを受けて、泣いて笑って感動した話②

昨年11月に東京にピアノのレッスンを受けに行ってきました。
憧れの先生のレッスンを受けるまでのドタバタ、レッスン、その後の変化を記録しておきたいと思い、3回に分けて書いていきます。
今日はその2回目。

個人的な話で恐縮ですが、よろしければお付き合いいただけたらとても嬉しいです。

☆☆☆☆☆

これまでのお話

あといくつ寝たらレッスン、と、まるで子供みたいに楽しみに数えて過ごし、いよいよ当日がやってきた。

早朝の高速バス停から見た朝焼けの山は、今日一日を祝福してくれるかのように綺麗だった。
マフラーや手袋をして寒さをこらえていたが、心は春の暖かさだ。

ぐっすり眠れて体調も良い。
ワクワクももちろんあるのだけれど、いい感じに落ち着いている。
2度目のストリートピアノの本番の時みたいだ。

バスに乗り、携帯乗車券もスイスイ提示。
スマホ変えてよかった(笑)

途中爆睡していたので、なんかあっという間に東京に移動しちゃった感じだった。

レッスンに遅刻するわけにはいかないので、大幅な遅延も想定して早いバスに乗ったため、ほぼ定刻に着いたからレッスンまでにかなりの時間がある。

ゆっくり朝ご飯を食べてから、スタバに移動してのんびり過ごした。
嬉しいな。
スタバは大好きな場所。住んでいる町にはなく、ちょっと行きたいなと思っても車で30分走らないと。

もっと思い立ったらすぐ行ける場所にできないものかしら。人口が少ないから無理よねぇ。
無駄と知りつつそんな話をやはりスタバ大好きな娘といつもしている。

東京は暖かいな。
快晴だったこともあり防寒グッズなど要らない。
冬は東京で暮らしたい(笑)

先生のお家の前に来た。
不思議と緊張もドキドキもしない。
それよりも嬉しくてたまらない。
いつか、いつかと思い続けて、今お家の前に立てている私。
あらゆることと、人に感謝をした。

そして先生のお家に初めましてのご挨拶をした。
私はこういう者です。
これからどうぞ宜しくお願いします。

初めての所にいくと必ずしたくなる。なんとなくその後がスムーズに行く気がするので。

時間が来てチャイムを押した。

先生はにこやかに迎えてくださった。
ありのままの私を見ていただきに来たので、気負うこともなく、気後れもせず、ただありのままの私でピアノをひたすら弾いた。

音大に行っていないことも、長年演奏に関しての個人レッスンを受けていないことも関係なかった。
以前はコンプレックスだったけど、そんなものはとっくに手放してきた。
先生もそんなことはどうでもいいみたいだし。

ファイナルファンタジーを暗譜で弾き終えたとき、どんなことを考えてこの演奏を作り上げたかを問われたので、思いの丈を話すと、

「よくここまで、ひとりで勉強されてきましたね。すごいです。」

めちゃくちゃ嬉しかった。
もうこれまでの人生を全肯定していただいた気持になった。

そのあと、本当に丁寧に、細部にわたってご指導いただいた。

友人に聞いていたとおり、情熱にあふれた先生だった。
余分な力を抜く方法、とても1回のレッスンで掴むのは難しいけど、惜しみなく教えてくださった。

高音を響かせるには身体をこう使わないと音が伸びない。
グランドピアノの構造の説明から納得のいくお話だった。

メロディの歌わせ方。
気持はとても歌っているので、それに技術が伴えばもっと歌える。
先生は私の下手くそな弾き方の真似がお上手!思わず大笑いしてしまった。
ほんとにそうだわ。
教えていただいた身体の使い方をすると、別物の音楽が流れてビックリする。

先生は初めて聴く曲で初めて見る楽譜なのに、即座に分析されて、こういう理由でここはこの様にタイミングをとったほうがいい、とか、ペダルの使い方も細かく直してくださった。

すべてはこの曲がもっと輝くように。
私がもっと輝くように。

楽しくてしかたがない!

次にバッハの好きな曲を見ていただいた。
先生もバッハが大好きでずっと研究を続けておられるそうだ。
バッハはね…お話がとっても楽しい。

根本的に直していただいて、最後にはもう私の弾き方の原型も無くなるほどだったが、もう、こんな高度な熱いレッスンを受けることができて、途中で嬉しすぎて涙があふれてきた。めっちゃ笑顔で泣いていた(笑)

先生ごめんなさい、ちょっと涙を拭きますね。もう嬉しくてしょうがないんです。子供みたいですみません。

先生も嬉しそうに笑っておられた。

そのあとは、普段の基礎練習のメニューは何をどのようにしていったらいいか、など、今の私に必要なことをたくさん教えてくださった。

ではこれで終わりにします、と言われたとき、予定時間を15分もオーバーしていることに気付いた。
ありがたいやら申し訳ないやらで、また涙がにじんだ。

次、いつ来られるのかわからないけれど、また必ず来ます。と誓って先生のレッスン室を後にした。


(つづく)

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回で最後になります。
次回は帰宅後なにを思いどうしていったかを書こうと思います。










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