[カレリア民話] 青いトナカイ(SINIPETRA)
青いトナカイ
昔、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんとおばあさんには、息子が1人いました。それから間もなく、彼は自分が結婚することを母と父に告げました。そうして、彼は妻をめとりました。妻と長いこと暮らし、やがて娘が産まれることになりました。彼は産婆を探しに行くよう乞われました。しかし、会う人会う人、誰も引き受けてくれません。
長い間か短い間か、どれくらい進んだでしょう、魔女のシュオヤタルがやって来て言いました。
―知ってるよ、あたしゃ知ってるよ、あんたがどこに行くの