小学生向けおすすめ本

今回は主に小学校低学年のお子様に向けたおすすめの本を紹介していきます。自宅で過ごされることになるお子様もいらっしゃると思います。これを機に読書感想文の本を決めてしまうのもいいかもしれません。今回は5冊の本(小説)を紹介したいと思います。
今回は比較的長い作品も含まれていますので、文量が多いと感じたときには大人の方やお兄さん、お姉さんが一緒に読んであげるとよいと思います。
『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット著/ルース・クリスマン・ガネット絵(福音館書店)
 こちらは3巻セットとなるシリーズものです。主人公は9才の男の子エルマーです。少年と竜の友情や成長を描いた冒険譚であり成長譚であります。情景が浮かんできやすい文体なので、見たことのない動物や自然の風景を想像してワクワクしながら読んだ記憶があります。
 余談ですが福音館書店さんにはその他にもとても魅力的な絵本や子供向けの小説がありますのでおすすめです。 


 
『ふたりはともだち』アーノルド・ノーベル作/三木卓訳(文化出版局)
 言わずと知れた教科書にも登場する名作です。かえるくんとがまくんの友情も勿論魅力的ですが、会話のリズムが非常によいことも特徴的で、本を読むことが苦手なお子さんにとっても親しみやすい一冊です。登場人物の台詞を分担して音読しても楽しめるのではないでしょうか。(余談ですが私はかたつむりくんが大好きでした。)


『天才えりちゃん金魚をたべた』竹下龍之介作・絵(岩崎書店)
   かの文豪と同じ名前の著者、実は彼は作品執筆当時、幼稚園の年長さんでした。作者の大人顔負けの文章力と子供らしい愛らしさあふれる発想から成る本シリーズはお子様から大人まで楽しめる作品になっています。
 作者が自分と妹を中心とした取り巻く人々を自伝風のファンタジーにしたこの本を読んだお子様は、自分でお話を書いてみたくなるかもしれません。


『月のうさぎのおかしやさん』岡野薫子著/若山雪江絵(ポプラ社)
 この本は私が小学校1年生のときに誕生日プレゼントとして母に買ってもらった絵本です。うさぎのおみせやさんシリーズの第8巻ですが絵柄も可愛らしく、おかしもとても美味しそうに描かれています。うさぎさんたちのほのぼのとした日常は、ほっこりとした「おうち時間」にぴったりです。
 「読書」というと構えてしまうお子様も楽しめる本になっていると思います。読むとお腹が空いてくる本ですので、読んだ後にお子さんとお菓子作りをしてみるとセットで楽しめるのではないでしょうか。
⑤『赤毛のアン』L・M・モンゴメリ(ポプラ社)
 こちらも言わずと知れた有名な一冊です。小学校の入学式直前に祖母に連れて行ってもらった服屋さんでこの本に出会った私は、服をそっちのけで本に夢中になっていました。ちなみに小2のときのはじめての読書感想文もこの本で書きました。
 Amazonのリンクは当時私が読んでいたものを選びましたが、絵柄や訳など多種多様な本が様々な出版社から出ているので、比較しているサイトなどを参照したり、お子さんと表紙の絵を見比べたりしながらお好みのものを選ぶのも楽しいと思います。




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