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イマジンとアイスランド

昨日、"Re-imaging Future" というトーキングイベントに参加してきた。
簡単にまとめると、より良い世界にするためにどう「イマジン」するか。

最近よく耳にするイマジンという言葉。日本語では想像になるのかな?

2人の教授と司会者で話を進めていく形で、1人はアイスランド人の生物学の教授、もう1人はスペイン語のPh.Dをとっているアルゼンチン出身の女性の教授。

今までのヒトとそれ以外の生き物との関係性はヒトが支配しているような形だったけど、今どんどんと変化し続けている地球の在り方を見るときにそれではダメだよねって。西洋的な植民地的な支配ではなくて、少数民族が自然との関係を守り続けているような、いわゆる共生を選ぶことがこれから大事になってくる。

今よく聞く「サステナビリティ」という言葉も、一方的に見れば、資本主義の中の一つであって、「生態系サービス」という言葉からも分かるように、結果的には人間社会に益になるようなことが中心に考えられている。その考え方ではなくて、本当にヒトと動物、そしてバクテリア(さすが生物学教授!)に至るまで、循環していける考え方が大切だよねって。

そして世界がそこまでシンプルではなくて、そんなに一瞬でパチンと社会システムが一変するようなことはないんだから、長期的な目を養って変化には時間がかかることを認識しなきゃいけない。それに必要になってくるのがイマジンだよって。

ひとつひとつの事柄に対して想像して、自分の考えを持って、そしてそれを人とシェアしてさらに考えを構築させる。そしてこれから起こりうることを予期して、対処する。それが最悪の事態を防ぐ方法なんだよって。

私がこの話で別の観点から見て面白かったのが、女性教授の一つのコメント。
「今私がこれ(あるトピックに対しての意見)について話しているのも、今こんな風に考えるのも、周りのファクターがあるからであって、その時々の条件で全ては変わりうる。今着てる服、場所、気温、天気、体調、空気、全てが今の自分を生かしている。」

確かにそうだなーと、人の感情も考えも生まれては消えてを繰り返し、それは全て周りの環境から発生してる。みんな生きている場所が違うんだから、みんな違うっていうのは当たり前のことで、それを自分基準で他人を判断したら、そりゃ上手くは進まないだろう。国とかの前に人ととしての違い。

そしてそれをまとめげて、他の幾千とある生き物たちとの共生をしようとしたとき、それは良い世界になるだろうな。資本主義が続く限り、今の世界の政治システムが続く限り、それはまだまだ遠い。ネガティブになりがちな今の世界でどのように今の自分の幸福感を上げていくっていうのはまた違うトピックになるだろうし、結局これに答えはない。

という感じで、
新たな見解を聞けた昨夜から終わりの見えない悶々とした考えまで、
とりあえずイマジンイマジン。
ジョンレノンのイマジンは本当に良い曲だなーー!






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