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猫の糖尿病に気付いたときの話(3)

最初のインスリンはプロジンクからスタート

幸い発見が早く、糖尿病性ケトアシドーシスの発症はなし。
その日の家にねこさまを連れて家に帰れることに。

インスリンの小瓶・注射器を購入して、帰宅。
この日にかかった費用はおよそ4万円。命にはかえられません。

インスリンは要冷蔵、冷蔵庫のドアポケットはNG。
成分が沈殿するので、手のひらで少し転がしてから使う。
衝撃に弱いので、絶対にシャカシャカ振らない。

そんなことを意識しながら、緊張しながらインスリンを吸い出し、ねこさまを呼び、注射をする日々がはじまった。

協力的なねこさまに感謝を。

呼ぶと来るタイプの猫なので、決まった流れで注射をすることを心掛けた。
最初こそ、注射針を刺すところまで行ったのに逃げられたり、筋肉を刺したりもしたが、
しばらくするとお互い楽な流れと姿勢が把握できた。

床に座ってあぐらをかいて、膝の上にねこさまを呼んで、伏せの形で座ってもらうのが一番安全で打ちやすかった。
立っている状態で焦って打つと、そのまま前進されてひやっとしたこともあった。

インスリンを打つことで一番大事なのは、
「打ちそこねたかも」「まちがえたかも」と不安になっても、絶対2度目を打たないこと。

インスリンが少ない分には血糖値が上がるだけ。こちらは数時間くらいなら大きな問題はない。長期でコントロールしていくもの。
インスリンが多いと低血糖で即死のリスクがある。

糖化アルブミンの検査結果

インスリンを打ちはじめて3日目、血液検査の外部依頼分の結果が来たので聞きに行きます。

この数値をみることで、直近2~3週間の血糖値の値がわかるそうです。
数字が高かったため、ねこさまは少なくとも2~3週間前から高血糖状態であったということがわかりました。

この頃には2時間おきのトイレなどは落ち着いていて、長く寝ている姿も見られるように。
体重が落ちているため、食事量の管理開始。療養食は病院の先生曰く、絶対ではないし、今無理に切り替えて食べなくなるほうが怖い、という判断で今までのものを継続。

貧血など、気になる数値もあるので、次の血液検査までコツコツとインスリンを打ち続けます。



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