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5.占星術を勉強したら風の時代をスイスイ進めるのだろうか

『占星術が好きなのに、なかなかホロスコープを読み解く事ができない!
でも、本気で勉強して読めるようになったら、風の時代をスイスイ進められるのだろうか。』



その問いに、真っ向からぶつかってみるこのnote。
その主人公はこちら。

名前:しゃなえ
誕生日:1月1日
星座:山羊座
年齢:30代
性別:女
居住地:東京都
職業:社長秘書

これまでのあらすじはこちらからどうぞ
《プロローグ》→
《第一話》自分のホロスコープを見た瞬間、思わず口から出た言葉→
《第二話》全身の細胞がバンザイしながら喜んでいる→
《第三話》まさかの!?→
《第四話》星の巡礼→

★☆★

《第五話》私が地球に来た理由


「私は何のために地球に来たのですか?」



諦めようとしたけれど、三度目の正直と思って最後にもう一度尋ねてみた。




すると






いきなり体がザザザと浮き上がり、幽体離脱をするように、少しずつ少しずつ自分が自分の体から離れていった。と同時に、私の臓器がジェットコースターで急降下する瞬間のような浮遊感に襲われた。慌てて座っていた椅子につかまろうとしたけれど、時すでに遅し。


家の天井も、雲も、地球も、どんどんどんどん突き抜けて私は上へ上へと上がっていった。どこまで上がったか検討もつかなかった。が、急に動きが止まった。と思ったら、突然鉄腕アトムのように、一直線に、必死に、とある目的地へと急降下していった。それはまるでVRを体験しているかのようだったけれど、それにしては、歯を食いしばらなければつぶされてしまう程の強烈な重力、これはVRではないと思った。



そもそもここはどこなんだ?
なんで私、鉄腕アトムみたいに急降下してるんだ?
しかも私の体はどこへいった?



そう、私の体はいつの間にか光の玉のようなエネルギーになっていた。エネルギーとなった私は、ありとあらゆるものにぶつかって傷つき、強烈な重力にも耐えながら、その先に見える地球に突入しようとしていた。



そこで初めて気づいた。私が上へ上へと上がっていった場所は宇宙だったという事を。そして今、その宇宙から地球に突入するために、宇宙と地球の狭間に存在する分厚い壁のようなものを、一心不乱にくぐり抜けている最中だという事も。



もしかしたら、瞑想中の私の表情は鬼の形相だったかもしれない。



そんな突入劇を体感中



「もしかして、誰もがこうやって宇宙から地球に来ているのか!?なんてこった!」


そう思った。



「私達って、この地球に存在する事自体が奇跡なのではないか!だって、これほど大変な思いをして宇宙から地球にやって来ているんだから!」



自分の状況がいまいち読めていないにも関わらず、そう強く感じて興奮した。でも、それほど大変な思いをしてまでも




楽しみたい!!!地球に行きたい!!





そんな気持ちが私の中に満ちていた。




そこまでして地球に来たかったんだ・・・



そう思うと自分が愛おしくて堪らなくなり、再び涙が溢れた。それほどまでに壮絶な突入劇だったからだ。



でも、これで終わりではなかった。



宇宙と地球の狭間にある分厚い壁を、どうにかこうにか越えて地球にやってきても、依然として速度は変わらず、やはり一直線に、とある場所めがけて進んでいった。



一体どこへ行くのだろうと思いながら進んだその場所



それは






私の両親がいる所だった。




あれだけ広い宇宙の中で地球に行く事を決め、そしてその地球の、日本という国に暮らす、私の両親の元へと一直線に飛び込んでいったのだ。



ありとあらゆるものにぶつかり、傷つき、物凄い重力に耐えながらも、一向に速度を落とす事なくピンポイントに、両親の所へ向かっていった私のエネルギー。その健気なエネルギーの存在を知った瞬間、もう嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった。




お父さん!お母さん!



私、お父さんとお母さんしか目に入ってなかったよ!



会いたくて会いたくて仕方なかったんだよ!



心の中でそう声を上げながら、ようやく両親の元へ降り立ったその瞬間は、とにかく温かで心地よくて、この世のものとは思えないほどの幸せなエネルギーに包まれていた。




私、生まれてきて良かった。心からそう思った。





この体験は時間にして10分程度だったかと思う。


つづく





《瞑想のコツ》
瞑想時、雑念がどんどん出てきて全く集中できないという声をよく聞きます。私はそういう時

①閉じた目に意識を向ける
②目線を上へ上へとあげる
③頭頂部あたりにまで目線が上がったなと思ったら
④その目線ごと、体がフワーッと上に上に上がっていくイメージをしながら、静かに体の力を抜く

すると全身の緊張もほぐれ、なぜだか集中できます。
って、この方法、私だけに効果があるものだったらごめんなさい。笑

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