映画紹介「犬ヶ島」

今日の気分の記憶の中の映画紹介。

映画「犬ヶ島」
監督 ウェス・アンダーソン
ジャンル:長編アニメメーション

ドッグ病の蔓延を理由に全犬が追放された、夢の島のような犬の島へ、愛犬を探しに、たった一人12歳の少年が小型飛行機で降り立つ。でも主人公はたぶん犬。舞台は架空の日本都市「メガ崎市」。

紙芝居のような美しいアニメーションは、動きの滑らかさやリアルの追及ではなく、表現の追及。人形劇や紙芝居のようなのに、いや、だからこそすごく入ってくる。クセになる。笑いがこみ上げるところもある。すごい、なんで。

犬、いい。アウトローでグッとくる。美女犬、いい。セクシー。少年、すごくいい。この少年はワアワア泣いたり叫んだりしない。少年は一人のときにそんなに一人言を言うものでもない。口をつぐんで、愛犬を探しに行く様がいい。犬の気持ちになって、一生ついていきたくなる。

でも、人によるかな~~~~~。私にとっては、こんな雨の日で引きこもりの今日の気分にぴったりなのだけど、すかっとしたい人、すっきりしたい人、泣いたり笑ったりしたい人には向かないかも。

ベルリン国際映画祭で賞をとったり、アカデミー賞にノミネートされたり評価は高く、アニメはとても贅沢です。日本に暮らす日本人が、架空の日本都市を舞台にしたアメリカ合衆国の監督監督のアニメ映画を観て、しかも字幕で。だから自由に楽しめばいいのでしょうね。

犬と少年、世紀末とサムライ、架空のJapanみたいのが好きなら、楽しめるかも。

予告編だけでもぜひ観てほしい。(オフィシャルサイトから観ることができます)
な、なんと、制作シーンが予告編のあとに見ることができました。カッコいい・・・。



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