「契約書を読まない営業マンはクソ」 NDA編
こんにちは、株式会社マンハッタンコードのAndyと(@MHTcode_andy)とタッキー(@MHTcode_tarou)です。
2021年4月〜6月の3ヶ月、エンジニア自ら営業をすると言う取り組みを行い、多くの企業様と打ち合わせを実施したり提案書、見積書を作成してきました。
(営業レポートnoteはこちら)
営業の大まかな流れとして、
打ち合わせを行う
↓
案件についての情報交換、及びリソースの相談
↓
契約書締結
↓
案件スタート
となります。
その中でも営業活動を行う上で切っても切り離せないのが契約書周りの業務です。
先日の代表のツイートにこのようなものがあります。
さすがにこちらは誤字だと思いますが、(他社営業さんすみません!)
この一件から普段扱っている契約書について、より一層理解する必要があると考え、取り扱う契約書についての簡単な解説と、取り扱う機会の多い「NDA」にフォーカスを当てて解説しようと思います。
SES業態で働くエンジニアも自分がどういった契約のもと働いているかを理解することで、思わぬリーガルリスクを避けることにつながるかも知れません。
営業の中に出てくる契約書について
弊社が契約時に使用している契約書は以下の通りになります。
・個別契約書
・業務委託基本契約書
・秘密保持契約書(NDA)
それでは一つずつ簡単に紹介したいと思います!
業務委託基本契約書
基本契約とは、特定の取引先と反復継続的に取引が行われるときに、すべての取引に共通する基本的な事項を定める契約をいい、売買契約、下請契約、業務委託契約などでよく活用されます。通称「基本契」と呼ばれたりします。
個別契約書
個別契約は基本契約とは別に案件ごとに締結されるものです。「注文書」、「発注書」と言われるものが個別契約書にあたります。通称「個別契」と呼ばれます。
秘密保持契約書(NDA)
秘密保持契約(NDA)とは、自社が持つ秘密の情報を他の企業に提供する際に他社に漏らしたり不正に利用されたりすることを防止するために結ぶ契約です。
NDAの詳細
NDAは上記に記載していますが、企業の機密情報の不正利用を防ぐために契約を締結します。こちらを締結することによってお互いの企業は先方に対して守秘義務を負います。
基本的には情報を開示する前に締結し、その後に情報の交換を行なっていきます。
こちらを結ばないで「基本契」「個別契」を締結しようとする企業様と取引をすることは会社としてリスクになり得るのでお断りする方が良いでしょう。
弊社でも営業時に必ず「まずは今後のためにNDAを締結しておきませんか」と打診するぐらい大切なものとなっています。
契約書について知らない営業マンがNDA締結前に企業の機密情報について話してしまい、別の会社が真似をして同じものを作ってしまっても、NDAを結んでいないので機密情報であるという根拠が薄くなってしまいます。
また契約書の中身を確認しないと相手側だけ有利な条件になっていたりするのでリーガルチェックは行うようにしましょう!
まとめ
あらゆることに当てはまりますが、最大限のパフォーマンスを発揮するには設定されたルールを知り、その範囲内で創意工夫を行う必要があります。
契約を知らないと言うことはルールを把握しないことと同義です。
ルールを把握していない営業はもはや土俵にすら上がっていないのです。
つまり、「契約書に強い人は、ビジネスに強い。」ということです。
宣伝
お仕事のご相談・ご依頼マンハッタンコードは、スマートフォンアプリの開発に特化しております。エンジニアリングから、デザイン、プロジェクト推進などアプリ開発を総合的に請け負うことが可能です。弊社のホームページからお問い合わせください。