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『夏の香り』淋しいのは僕だけかな…

 8月ももう終わりですね。少しだけあの頃の夏に近づいた今年の夏。ちょっと懐かしさを感じながら、暑さに嫌悪感すら抱きながら『あっ』という間に通り過ぎてしまった気がします。
 何も変わらないような気がした夏の始まり…
ただ今年の夏は、僕の中で何かが変わったような気がして、スタートラインに立てる気がして…
こんな夏の終わりもいいですよね。
 きっと秋には何かが始まるから…

『夏の香りは…』
 作詞 mark_H

  夜空の星が
  ほんの少し光を増したころ
  通り過ぎる風は優しくて
  見上げた三日月に…
  キミの姿重ねてる

  8月の香りに
  馴染んできた頃
  淋しさが心に浮かぶ
  まだ太陽は眩しいのに
  まだ遠い空は白いのに
  何かが変わっていく

  俯いた向日葵が
  夏の終わりを淋しがって
  少し弱くなった太陽を
  探していたあの日
  キミにも届くかな
  夏の終わりの夕暮れ
  通り過ぎる夏の香り…

  君の横顔を
  ずっと見つめていた今年の夏は
  何も出来ないまま通り過ぎて
  このまま沈黙…
  季節だけが過ぎていく

  キミの優しさを
  遠くで感じて
  溢れた涙の数だけ
  見上げた星を数えたら
  数えた分だけ涙が…
  また流れてく

  俯いた向日葵が
  夏の思い出を数えてる
  子供達が笑いながら
  駆け出したあの日
  キミにも届くかな
  夕立の過ぎたこの道
  通り過ぎる夏の香り…

  8月が通り過ぎていく
  今年の夏が通り過ぎていく
  キミが通り過ぎていく…

  俯いた向日葵が
  夏の終わりを淋しがって
  少し弱くなった太陽を
  探していたあの日
  キミにも届くかな
  夏の終わりの夕暮れ
  通り過ぎる夏の香り…

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