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二郎系ラーメンが食べれなくなった

別に二郎系ラーメンに未練があるとかいう話ではありません。
ただ、「娯楽には賞味期限がある」ということを言いたくてこの記事を書いています。

二郎系ラーメンが好きでした。
社会人になるまではあまり好きじゃなかったんですが、仙台だったり東京だったりで、ラーメン二郎に行ったりインスパイア系を食べているうちに好きになりました。
好きなトッピングはヤサイニンニクカラメでした。
ヤサイを頼むならカラメはマストだというのが私見です。
あとニンニク抜くとかアブラ少なめとかするくらいなら別のラーメンを食べた方がいい(過激派の意見です)
腹ペコのときはヤサイマシマシにすると満足感が得られます。

あの濃厚な醤油豚骨のスープ。
背脂がこれでもかと載せられたラーメン。
もやしをかき分けて麺を発掘しないと麺を食べれない。(天地返し)
でもスープをたくさん吸ってうどんみたいになった麺も、それはそれできらいじゃない。

そんな二郎系ラーメンを先日食べました。
寝る前とかじゃなく、寝る3〜4時間くらい前でしょうか。
いつも通りヤサイニンニクカラメで注文して、美味しくいただきました。

胃もたれしました。
お腹もこわしました。

これまでは、ニンニク入れ過ぎたり、寝る直前にたべてしまったりしたら胃もたれすることはありましたが
今回はそこまで負担のある食べ方じゃなかったはずなんです。

老化だな、と思いました。

消化機能は年齢を重ねるにつれ弱くなると聞きます。
特に脂肪分は消化に負荷がかかりやすいことで知られています。

僕は本当にラーメンが好きで、若い時は日毎に違うラーメン屋で毎日食べていることもありました。

今では、塩ラーメンとか醤油ラーメンとか、あっさり味のラーメンに落ち着くことが多くなり、
アブラたっぷりのラーメンを食べると胃もたれしてしまう身体になってしまいました。

今までは楽しめていた娯楽が、もうこれからの人生では楽しめなくなる。(厳密には代償を伴うようになる、という感じでしょうか)

よく聞く話に「老後の楽しみにとっておいた積読が、視力の低下によって読めなくなってしまった」というものがありますが
まさかこんなに早く実感することになるとは思いませんでした。

でも、それで自分は思いました。「むしろ今まで好き放題食べていて良かったな」と。

今まで僕は好きな時、食べたいと思った時は必ずラーメンを食べていました。健康のために我慢することなどありませんでした。
でもラーメンの食べ過ぎが身体に悪いなんて周知の事実ですし、身体のために食べないようにしているという人もいると聞きます。

でも、健康のためにと食べないでいても、結局はこうして加齢によって食べたくても食べられない時がやってくるのです。
そうすると、「二郎系ラーメンを食べずに人生が終わる」のです。

先行き不安な将来に投資したり貯金したりするのももちろん大事です。
ですが、「今しか楽しめないもの」も、厳然たる事実として存在します。

徹夜して友達と麻雀。
もう無理です。
全クリするまで部屋にこもって寝ずにゲーム。
もう無理です。
記憶が飛ぶまで友達と飲み明かす。
もう無理です。(これは一度もしなくてもいいかも)
二郎系ラーメン。
もう、無理になりました。

こうして娯楽は減っていくわけです。
もちろん娯楽が人生の全てとは言いませんが
せっかくの人生、楽しまなくてやってられるかというのが個人的意見です。

年金も減るし税金は上がるし物価は上がるけど
娯楽を投げ捨てて得た安心に、はたして意味はあるのでしょうか。
まあ実際は、投げ捨ててってことではなくて、適度に楽しみつつ貯金もするのが一番良いのでしょうが。


最近スプラトゥーン3を買いました。
画面のインクの色が凄まじいのと、ゲームスピードが目まぐるしいので、これは還暦迎えた後に始めるのでは無理かもしれないです。(その頃にスプラトゥーンシリーズがあるのか知りませんが)

スプラ3楽しい!全然勝てないけど!

以上、娯楽には賞味期限があるというお話でした。

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