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2024 自分しか読まない同人誌を作る

こんにちは。白です。
抽選に受かったら十二月の文学フリマ東京に参加します。売り物どうしよう。既刊あるけど。
今回はわりと気が狂ったこちらの話題です。ではどうぞ。

私はときどき、自分しか読まない同人誌を作って印刷することがあります。
以前セブンイレブンの小冊子印刷を使って自分専用の小冊子を作る話をこちらに書きましたが、それの同人誌版です。

文章を長年書いていると、文章を書くための材料や下書きが溜まってきます。
ほとんどはテキストデータです。メモ、下書き、自分しか読まない日記、吐き出しなど。
2010年までの私は執着がなかったので、テキストデータはPCや記憶媒体を刷新するさいに捨てていました。
どれだけ捨てたか自分でも覚えていません。

2013年にEvernoteというメモアプリを使い始めてから、私はずっとEvernoteに文章を保存していました。
2010年から四年間、ほぼ文章を書かなかった時期があります。私は当時、十年近く続けていた自サイトのデータを消すかどうか迷っていました。
踏ん切りがついたらデータを消そうと思っていましたが、それを消していたら私は今ここで文章を書いていなかったでしょう。

2013年に書きかけの小説を書き直したくなり、ブログで発表するとともに、小説の書き方や内容のリサーチを始めました。当時のメモがわりと大量にあります。
その小説は2014年に書くのを挫折し、私はもう二度と小説を書くことはないだろうと思っていました。
しかし2016年にあるアニメに出会ってオタクがリバウンドし、2017年に一年かけてその小説を書きました。
そして現在進行形でその小説の書き直しに悩んでおり、それ以降のメモもまた大量にあります。
何でこんなにやることが遅いのかと自分でも思います。石橋を叩いてぶち壊すタイプです。

幾度も文章を飛ばしているので、本当に消えてほしくないデータは何重にもバックアップを取っています。
文章をWeb上に上げるのも、半分はバックアップのためです。

自分しか読まない同人誌を作ってしまうのは、

1 原稿が古すぎて書いた記憶がなく、自分で直せない
2 原稿を直すのが面倒くさい
3 他の人が読む価値を見いだせない

あたりが原因なのですが、

4 本にしたほうが印刷代が安い
5 本にしないと私が面倒で読み返さない

あたりもわりと重要な要因です。

私が使っているちょ古っ都製本工房さんは、一冊から同人誌印刷を引き受けてくださる印刷屋さんです。ゆえに、ちょ古っ都さんで印刷したほうがセブンのコピー機よりも安いという恐ろしい現象が起きることがあります。
ちょ古っ都さん的にはまったく旨味のない、一部の同人誌をまとめて数点お願いするという形を取っています。
申し訳ありません……売り物も作りますのでもうすこしお待ちください。

一冊から気軽に同人誌が作れるので、表紙や本文の紙を変える、人が殺せそうな厚みにする、本文のフォントを変える、フルカラーの表紙にモノクロでマット(つや消し)の印刷をする、など、いろいろ遊んでいます。
自分しか読まないのに、ページ合わせのためにあとがきや当時のいきさつが書いてあり、わりと気が狂った作りになっています。
一般人に気軽には勧められない趣味ですが、オンライン文字書きさんには、本作りは楽しいよね、とお勧めしたいです。

現在サポートは受け付けておりませんが、プロフィール欄のリンクから小説や雑文の同人誌(KDP)がお買い求めいただけます。よろしくお願いいたします。