マーヘルサンダース

文を書くのは苦手です。 巳年・AB型・水瓶座・ワーママ。娘5歳・息子3歳。

マーヘルサンダース

文を書くのは苦手です。 巳年・AB型・水瓶座・ワーママ。娘5歳・息子3歳。

最近の記事

母との関係

いつだか、他愛もない友人との会話を録画したことがあった。 そこに映る私の表情、声、全てが自分の思っていた私では無かった。 暗い声、偉そうな発音、やる気のない目つき、能面のような表情 心底びっくりした。 私は今までこんな感じで友人と話していたのか?! よくこんな偉そうな能面と仲良くしてくれてたなぁと、友人たちを心から尊敬した。 それまでも人との会話には気を遣う方だったが、より一層気になって、 もっとトーンを上げておこう もっと驚いた顔にしておこう といろいろ考えるように

    • 捨てられない義母

      最近SNSで流行っている ・持たない暮らし ・1日1捨 ・毎日小掃除 ・○○リセット なんて言葉。 もともと掃除が苦手な私も「へ~簡単~」とか思いながら真似してみようとするが結局続かず…とかいう影響を受けている。 私は整理収納されてないと落ち着かない体質だ。 見た目がきれいに整頓されていなかったり、モノが使いにくい状態にあるとすこぶるイライラする。 必要なさそうなものを処分するのも人より判断が早いかもしれない。すぐ捨てるか売ってしまう。 昔から父に「部屋はその人の心の

      • 意地悪な親友

        小学6年生の頃、日光への卒業旅行があった。 日中見学に行くときも、宿で寝泊まりするときのグループにも、当時の親友Aがいた。 (そういえば行動班・お泊り班とかいう名前があったような) 宿の部屋に布団を敷くと壁側の布団はじゃんけんで取り合いになる。 これはあるあるなのではないかと思う。 私たちもその日は全員でじゃんけんをして、Aが勝ち取って就寝した。 翌日の朝、「パシャ」という音と一瞬の強い光で目が覚めた。 Aに寝顔を撮られた。 すでに思春期だ、寝顔を盗撮されるのはものすご

        • 常時中二病の話(自分語り)

          我が家はときどき子供たちが寝静まった後、旦那と語らう時間がある。 それは突然やってきて、長いときは数時間に及ぶ。 (まぁ「語らう」と言ってはいるが、ほぼ私のお喋りを聞いてもらっているだけだ。) ついこの前はとても不思議な私の癖について話した。 私は昔から、「え?!そうなの?!」みたいな情報を得たとき、咄嗟に「へぇ〜」という塩対応しかできなかった。 心の中でびっくりしていても、それを素直にアウトプットできないのだ。 不思議だ。 「それでそれで?」など(その話気になるよ〜

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜③(終)

          ↓前記事はコチラ 汚い表現や生々しい部分が出てくるかもしれないので、苦手な方は引き返してください。 もう一度何かが出る感覚があったがまだ楽にならない。 最後にいきむと、やっと痛みが消え去り、一気に体が楽になった。 すぐにお腹の上に乗せてくれた赤ちゃんはエコーで見た通り、 まん丸のお顔で とにかく大きくて 色が白くて 手足の大きい男の子だった。 出産直後から分娩室はなんだかキャピキャピしていた。 私にはよく分からないが、大きい赤ちゃんというのはやっぱりそれなりに珍し

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜③(終)

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜②

          ↓前記事はコチラ 汚い表現や生々しい部分が出てくるかもしれないので、苦手な方は引き返してください。 到着後、普段の待合室で少し待たされた。 それまで特に痛くはなかったが、待っている間に顔が歪むほど痛くなっていた。 ああ、これこれ、生理痛のやつぅぅ〜〜 普通に座っていられないので少し体を前に倒して、お腹を下げて痛みに耐えた。 やっと内診してもらえた時には、 またかよ!!! 陣痛室行きたかったよ!! 早すぎるよぉ!!! 私の出産は2回とも即分娩台だ。 分娩室へ向か

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜②

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜①

          私史上1番肉体的にキツかった娘の出産。 ↓娘の出産レポはコチラ これを経験してもう1人産むなんて、 なんて頭のおかしなやつだろう。 同じ思いのママ達も多いのではなかろうか。 それでも産んだ私。 2人目の出産レポです。 今回は引越したので娘の時とは別の産院だ。 娘を出産した産院は古い、淡白な、安い産院だった。 同じ病室に6人いたので、夜中はママ達のいびきと赤子達の泣き声で全く寝られなかった。 母子同室を完全推奨していたので、あまり「預かってほしい」とも言えず(初産だ

          私は三つ子を産んだらしい〜出産レポ息子編〜①

          鼻からスイカは嘘~出産レポ娘編~③(終)

          ↓前の記事はコチラ 汚い表現や生々しい部分が出てくるかもしれないので、苦手な方は引き返してください。 陣痛が来たんだ、と思って急いで来てみたら妻がすでに本気モード 旦那はキョトンとしていた とりあえず頭側にいてくれたけど旦那にかまっている余裕はない もう何回いきんだであろうか 苦しむ私の代わりに旦那が聞いてくれた 「あとどれくらいで出てきますかね」 「あと30分くらいかな~」 またもや絶望した あと30分も耐えられない とにかく絶対終わりは来る…と自分を励ました

          鼻からスイカは嘘~出産レポ娘編~③(終)

          鼻からスイカは嘘〜出産レポ娘編〜②

          ↓前の記事はコチラ 汚い表現や生々しい部分が出てくるかもしれないので、苦手な方は引き返してください。 健診時の、あの台に乗っている状態で浣腸された しかも古い産院だったので自動ではない 自分で起き上がらなければならない パンツも履いていない(というか履けない) 今すぐにまず足を閉じないと出そうだ でも起き上がるために腹に力を入れなくては その勢いで出たらどうしよう 無事起き上がり、足をしっかり閉じる 閉じていないと出そうだ でもこのままでは歩けない 妊婦とは思えな

          鼻からスイカは嘘〜出産レポ娘編〜②

          鼻からスイカは嘘〜出産レポ娘編〜①

          私の体験した出産当日のことをありのままに記録したいと思います 舐めた妊婦だったな~と反省、何事もなく産まれてくれた娘に感謝 2017年10月 その日私は午前中からマタニティビクスに来ていた 産休に入ってから特にやることもなく、病院の先生にも 「体力と筋力を付けておけ」 「生産期に入ったらしっかり運動しろ」 と言われていたので約1か月、週1~2で通っていた 予定日を過ぎて3日、今日が最後のビクスになるといいな~と思いながら 10月も中旬を迎えそうなのにまだ残暑の残る帰り道

          鼻からスイカは嘘〜出産レポ娘編〜①

          父のメロディーライン③(終)

          ↓前の記事はコチラ 少し話は逸れるが、私は「死」について人より随分と楽観的に考えてしまうところがある。 小さい頃からずっと、父から仏教の話を聞いていたせいだ。 父はよく輪廻や業(カルマ)の話を聞かせてくれた。 何やら人というのは輪廻転生しているらしい。 前世のカルマにより今生の恵まれてる度合いが変わるらしい。 (私も個人で勉強したわけではないので間違っているかもしれない) 例えば 命が宿っても生まれてこれない子がいる。 生まれてきても五体満足でなかった子がいる。 生

          父のメロディーライン③(終)

          父のメロディーライン②

          ↓前記事はコチラ そんなまさか…! とは思わなかった。 ああ、やっぱりか。 と思った。 ずっとおなかの調子が悪いことは知っていたが、父は糖尿病の薬のせいだと言っていた。 母には健康診断を強要するくせに、自分は一度も行ったことが無い。 ほどなくして私は第二子を出産した。 産後生きるだけで精一杯の状況で、父に会いに行くことができずにいた。 父は昔から頑なに嫌っていた抗癌剤の投与を始めていた。 辛いくせに入院は嫌だと、投与期間以外は自宅にいた。 とにかく家が好きだった

          父のメロディーライン②

          父のメロディーライン①

          父は変わった人だった。 どんな言葉で表せば良いかわからないが、とにかく変わっていた。 父は新潟の十日町で生まれ育った。 祖父はとても厳しい人だったらしく、父はそんな祖父と反りが合わず家を飛び出して上京した。 祖父は私が小学校低学年の頃に亡くなった。 祖父の記憶はほぼないが、ステテコ姿でお酒の香りを漂わせながらタバコを吸い、胡坐をかく祖父の膝に座らせられ、私はとても恥ずかしくて嫌で体を硬直させている、というのが唯一の祖父の記憶だ。 小さい頃はお盆の時期だけ田舎に帰ってい

          父のメロディーライン①

          繊細さんの遺伝子

          私には3歳の娘がいる。 彼女の性格を言葉で表すとしたら、ひょうきんな繊細さんだ。 奇しくもひょうきんさは旦那から、繊細さは私から彼女に引き継がれてしまった。 遺伝子とは恐ろしい。 赤ちゃんの頃から彼女はあまり手のかからない子だった。 ミルク・離乳食・抱っこ紐・ベビーカー・ベビーシート、何に対しても来るもの拒まず。○○拒否という言葉とは無縁だった。 離乳食は吐き出すという行為を1度もしなかったし、なんなら大口を開けてスプーンを待っていた。(ただ食べるのが好きなわけではない

          繊細さんの遺伝子