夏にハガキを書き思うこと
もうずいぶん長い間、カバンに必ずハガキと万年筆を入れています。
ハガキ、手紙をよく出します。
亡くなった母のアルツハイマー症がスタートした時、少しでも脳のトレーニングになればと思い書き始めました。
兄が施設で生活を始めて寂しい時もあるだろうと思い、兄にも送り出しました。
兄は今、毎週楽しみにしているようです。
三人姉妹一人残った東京に住む母の姉と台湾の母の黄絢絢にも忘れません。
思いついた時にいつでも書けるようにカバンに用意しておきます。
でも、この熱く湿度の高い日本の夏に万年筆は不向きです。
汗をかいた手では文字がにじむ時があります。
だから、この時期だけは外で書く時には涼しい場所を探しています。
ほんの少しの時間ですから、コンビニのイートインコーナーが便利だったりします。
いつも目についた絵葉書は購入して、官製ハガキのストックもあり、掃除中発見した料金改定前のハガキも不足料金を足して使っています。
そう言えばこの官製ハガキ、以前は薄色の罫線の入ったものがあり横罫のを好んで使ってましたが、何年か前に無くなりました。
需要が少なく、株式会社となった日本郵政は容赦なく切り捨てたんでしょうね、私には寂しい限りでした。
特にこだわっているわけじゃありませんが、手書きの通信が好きです。
ボールペンより万年筆、万年筆より実は鉛筆が好きです。
新幹線はのぞみよりこだまが好きです。
古い男でございます。
平成、令和と移り変わり、昭和なんてはるか昔のことのようです。
でも、こだわるわけじゃないのですが手書きの通信ばかりでなく、昭和のゆるゆる流れた時間であったり、昭和にはまだ残っていた礼儀などは消えて無くなって欲しくはありません。
やっぱり古い男でございます。
知らぬうちになんだか年を取っていたようです。
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