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生きるためにやって来た仕事のはなし

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なかなか理想を仕事とすることは難しいもの、食べるため、生きるためにしてきた私のサラリーマン人生です
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ほたるのはなし

季節外れのはなしで申し訳ない。 暑い暑い夏の夜に飛び交う『蛍』のはなしである。 note の『傘わっしょい』さんの短歌が好きで、毎晩一首づつ読ませてもらっている。 その中にある昨年末の短歌が私の記憶の引き出しに手を掛けた。 短歌 壁ホタル 人感センサーライト センサーの狂ひし蛍のやうにしてわれはありなむたれからもひとり の『狂ひし蛍のやうにして』とセンサーを蛍に比喩されているのだが、たった一度だけのこと、それも生まれて初めてたくさんのホタルの群れに包まれたことを思い出

JR西日本 大阪環状線森ノ宮駅

大阪城公園駅を南下し、右手に公園の緑を見ながら走るとすぐに到着するのが森ノ宮駅である。 大阪城公園のメインの入り口となる。信号を渡り公園の入り口からまっすぐ見ると噴水がありその対角方向に大阪城が見える。上手に設計してるなといつも思うのである。 さてこの森ノ宮、大阪城公園の対面(環状線の反対側)に大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)の車両検査場がある。11ヘクタール(11万㎡と置き換えてもピンと来ないですね)の広大な大阪市有地がある。 最近この用地の有効活用が具体的に決まり始動して

食に付随する発見と発想

仰々しい題名であるが『ポテトチップス』の話である。 ゼネコンの営業時代に、京都北部の工業団地に進出するというポテトチップスの会社に出入りしたことがある。 ゼネコン時代、いろんな業界と付き合いをさせてもらい新しい発見がいろいろあった。 中国地方が本社のその会社はその本社工場から全国に製品を配送をする際には、高速道路を配送ルートに選ばないと言っていた。 事故が起きてしまったら全く配送時間が読めなくなる、との説明だった。 現在よりも交通事故が多かったとは思うが、危険を見越してそん

オカラをくらひ、かんがへた

スーパーで消費期限が近づき、値引きされたオカラが売られていました。 そのオカラを迷子になり見つかった子どものように大切に引き取ってきて炊きました。 私はオカラを炊くのが好きです。 母が作ったオカラの煮物には煮干しがそのまま入っており当時はあまり好きではなかったのですが、今では好物の近くまでやってきています。 サラリーマン時代、設計事務所に勤務していた時、豆腐工場から出て来る大量のオカラの廃棄の相談を受けた事があります。 あの時の相談は廃棄したオカラの腐敗臭の除去でした。