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おねショタ108式の103『創世のリバース・ジャッジメント』

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時は現代。とある街。
しかし、決定的に我々とは違う世界でのはなし。

その街には噂があった。
夕暮れ時、怪物が現れ、そして、それを退治する少女達がいる」と。

だが、その噂の更に影。
夕暮れの怪物【妖魔】を退治する魔法少女らの活動の影に、彼女らナイトウィッチは居る。

【魔法少女】では対抗することが出来ないレベルまで成長した妖魔を狩る【夜の魔女】……ナイトウィッチ。

かつて魔法少女だった彼女らは、成長とともに此方の世界……現界で魔法の行使ができなくなる「ジャッジメント・デイ」を迎える。そして彼方の世界……魔法界で特殊な宝石に魔力を溜めた謂わば魔力電池と言うべき物を利用して、短時間、強力な魔法を行使するのだ。

しかしあるとき、妖魔の異常発生が起きた結果、彼女らしか対抗出来ない妖魔が三体も彼女らの前に現れる。
一体を瞬間的な高火力で殲滅することを想定した彼女らは、複数の敵に対する術を持たない。
必死の抵抗むなしく壊滅寸前に陥る。
そこに現れる、一人の少年。
いかでか戦闘区域を遮断する結界を乗り越え、一般の人間が入ってきてしまったのだ。

その少年だけでもその場から逃すべく三人は一致して魔法を放つが、もういくらも魔力がない。
現界が、魔法界が、崩壊してしまう。

その悲しみの叫びが空に響くとき、二度目の奇跡が起こる!
少年の身体から彼女たちに流れ込む膨大な魔力。
桁外れの魔力を注ぎ込んだ三人三様の魔法はあっさりと妖魔を一掃したのだった。

だが、その少年が古くからの予言にある「リバース・ジャッジメント」の少年であることが判明すると共に、彼女らと少年は過酷な運命へと向かうことを余儀なくされる。

これは終焉への物語。
そして創世へと至る物語である。

資料費(書籍購入、映像鑑賞、旅費)に使います。