考え方に磨きをかける良書10冊を紹介
生真面目でまっすぐなひとは時に損をしがちです。この記事を読もうと思ったあなたはきっと努力家。しかし思い通りに成績を伸ばせず悔しい思いをしているのではないでしょうか。
それなら『わたしにはいったいなにが欠けているのか?』を自覚することが必要です。
それに学んだテクニックを活かすためには、そのベースとなる考え方が重要です。売れっ子の真似をしているはずなのにうまくいかないのは、上辺だけをなぞった薄っぺらい営業に陥っているせいかもしれません。
この記事では考え方に磨きをかけることと、生き方に深みを持たせて仕事に役立たせることを目的としています。
基本の営業哲学を身につけ、それにあなたなりの個性を加えれば、きっと唯一無二の売れっ子ホステスになれるでしょう。
バナナの魅力を100文字で伝えてください
話し方(伝えかた)の本。「伝える」と「伝わる」の違いが理解できます。思ったとおりに伝えるのってとても難しいですよね。この本はそんな悩みを解決に導いてくれるでしょう。文字数も少なく余白がたっぷりとってあるのですらすら読み進められます。仕事だけでなく、私生活や恋愛にも役立つはず。
いくつになっても恥をかける人になる
『恥』に対する概念が変わります。他人からの評価が怖くて一歩を踏み出すことが出来ない。そんなあなたが読むべき一冊。失敗を恐れて行動しないことにより、チャンスを掴む可能性をゼロにしてしまうということがよくわかります。私たちの業界はひとの入れ替わりが激しく、誰かの些細な失敗なんて記憶の隅にも残りません。しかし繊細で控えめなひとはどうしても気になってしまうもの。そんなマインドブロックが溶けていくのを実感できるでしょう。意識改革は早い方がいい。
いつもの言葉があか抜ける オトナ女子のすてきな語彙力帳
接客業に携わるわたしたち必携の一冊。例文付きなので今日からすぐに真似できます。おなじ事柄であっても選ぶ言葉によって印象が大きくかわるもの。本書を何度も読んで、実際に使ってみましょう。言い換えを意識するようになると、普段からもっと的確な言葉を探す習慣が身に付きます。そうすると質の高い語彙力が身につき、豊かな表現ができるようになるので、接客力の向上につながります。上手な言い換えは是非とも身につけたい教養の一つです。
世界でいちばん美しい食べ方
ただのマナー本ではなく美しい食べ方がテーマ。肉料理、魚料理、お寿司、鰻重、天ぷら、汁物、洋菓子、和菓子、紅茶・コーヒー、などがひととおり網羅されているので、この本を読めば同伴で直面するほとんどのケースに対応できます。
高級レストランや有名店に連れて行ってもらう機会が多いわたしたちだからこそ、基本を身につけて美しく振る舞えるように準備を整えておきたいですね。
マナーは相手に恥をかかせないためにも大切なこと。基本のマナー本として本棚に置いておきましょう。仕事だけでなくデートにも役立ちます。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
「錯覚資産(心理学でいう『認知バイアス』のようなもの)」がテーマです。
売れている(ように見える)ひとがさらに売れる現象の正体がわかります。真面目で控えめなひとが損をする理由も理解できるでしょう。
努力しているのに実力が正しく評価されていないと感じているなら、是非とも読んでほしい一冊です。
シャンパンを並べた写真をSNSにアップするのも、有名人と知り合いアピールするのも「錯覚資産」の積み上げに役立っていることがわかります。
本書のテクニックを実践すれば、きっとチャンスが降ってくる機会は増えます。しかしチャンスをものにする為には、地道な努力を疎かにしてはいけないことも忘れずに。
脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる
色恋の教科書。心理学ではなく脳科学を用いてアプローチしようというもの。相手の潜在意識に働きかけて好意を引き出す手法を紹介しています。
笑顔、言動、外見、など、相手に与える印象を工夫して、本能に訴えることにより相手の感情をコントロールしようということです。
恋愛系の書籍では心理テクニックを前面に押したものが多い中で、脳の働きに焦点を当てているのがおもしろいポイントです。
99%思い通りに人を動かす心理術 悪人の技法
心理学系の本の中でとくに実用的だと感じたこちらをおすすめ。作中に出てくる心理テクニックはほかの書籍でも紹介されているものなので、心理学系の本を好んで読んでいる人にとってはとくに目新しく感じないでしょう。
しかし他の心理テクニック本がポジティブな効果を期待して書かれているのに対し、本書は揚げ足をとられないことや弱みにつけこまれないためのテクニックを中心としているのがおすすめする理由です。
夜職はやくざな世界。正しいことを主張するより、負い目をつくらないことの方が大切なのです。足元をすくわれないように、身につけておきたいテクニックです。
億女 売上モンスターキャバ嬢一条響のつくりかた
一条響さんの著書。同業の私たちには聞き慣れたワードばかりなので、すっと理解できるでしょう。
しかし有名キャバ嬢さんたちの本は表面的な内容に終始していることが多く、わたしたちが期待するような実益をすぐには得られないことがあります。その理由は前提条件が違うから。
ですからテクニック本として読むのではなく、そのテクニックの裏側にある考え方や、営業時間外の行動を想像しながら読むのがおすすめです。
内容はとてもシンプル。書かれている内容を素直に実践すれば、きっと売れっ子への道がひらけるはずです。
営業の赤本 売り続けるための12.5原則
夜職は営業職です。本書では自分をブランド化して、相手に信頼してもらうスタイルの営業が推奨されています。私たちにぴったりですよね。
営業ツールに留守番電話が出てくるなど、すこし時代を感じる内容ではあるものの、営業職に携わる私たちに必要な心構えを学ぶことができます。
ただのノウハウ論にとどまらず、人間的な成長を前提としたコミュニケーション指南書、自己啓発書となっています。古い本ですがシンプルでわかりやすい。「自分のケツを叩け!(原則1より)」です。
解像度を上げるーー曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動方
文字数も多く密度の濃い内容なので、連休を利用して一気に読み上げたい一冊。
なにか不都合を感じたときに、表面的な解決策にとびついて間違った判断をしてしまうことがあるでしょう。これを回避するには、ものを見る〝解像度を上げる〟ことが必要です。
本書ではものごとを・広さ・深さ・構造・時間、にあてはめて樹形図にすることで、解像度を上げる方法を学ぶことができます。
ノートを開いてメモを取りながら読むのがおすすめ。この能力を身につけられれば目に映る景色が劇的に変化することでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?