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給仕女だった話


↑家族旅行の、いただきますの写真。いいでしょ。

同期と行ったナイスな居酒屋①

3年くらい老舗レストランでハラペコのお客さまにごはんをお届けしていた。

▼兼業先のはなし

本当はカフエの給仕をやりたかったのだけど、なぜか銀食器から土鍋まで扱う重量級レストランを選んでしまった。

大学生になってから初めてのアルバイト、

  • 敬語が流暢に使えるようになりたい

  • 人見知り克服したい

  • 客層がよろしい

とかの理由で選んだ。
あと制服が可愛いから。

3口ほどで完飲しそうなドリンクになかなかのお値段をつけるようなお店だったのでセレブなマダムや紳士などが頻繁に来店するお店だった。

やってて良かった、の瞬間

◎常連さんに名前を覚えてもらえたとき

ちょっと凝った注文をする物腰柔らかな常連さんがいた。「氷なしで、」とか「ワインは半分で」とか。

言われる前に氷を抜き、ワインを減らして以降、私を見るたびになんとも優しいスマイルをくれるようになった。
ちなみにワイン半分にしても値段は変わらない。


◎アメリカ人団体客の注文を取れたとき

詰め込んだ記憶は用が済むと凄まじい勢いで流れて消えていくため、大学受験したとは思えない英語力しか当時はなかった。今はもっとない。

this? no? this? ok!! みたいなはじめてイングリッシュと(実際はもう少し頑張ったけど)、顔芸と身振りで説明と注文受けを終えた。スキップしてそのまま退勤しそうになった。


◎シェフからこっそりイチゴをもらったとき

おじさんシェフというものは若いアルバイトがほぼ無条件に好き、と思っている。

とはいえおじさん達に媚を売っとく、という感覚はなく普通に年の離れた大人とお喋りできるのが楽しかった。

繁忙期に声張りすぎて喉痛いって言ったら龍角散(12粒入とかの棒状のやつ)を2本もらった。その日の夕飯は龍角散だった。

◎お局様に気に入られたとき

別にこの職場に限ったことじゃないけど。
嫌われたら1番厄介だと思う。気に入られたらとても世話を焼いてくれる。処世術…

同期と行ったナイスな居酒屋②


人が多いところだったからいろんな人が来て面白かった。
でもみんながマスクをとってモグモグする場所だから危険だったんだな〜、と退職した次の日に陽性の表示を見て思い知った。最悪のお土産。

10日間の隔離、世界との全てを断たれた気がした。

1番バイト仲間ができたバイトだったかも。
飲み行こうよ!の仲間が増えたのもこの場所だった。バイト辞めた今も縁があるのは嬉しい、持つべきはお酒好きの同期と先輩、と思う。

同期と行ったナイスな居酒屋③

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