#1勝手に自己連載

誠に勝手ながらではあるが、連載をしてみようかなと思います。誰に頼まれたとか勧められたとかは全くなく、ふと自分の中から“やってみようかなー”が湧き出したのです。なのでこれはお金などとかが発生するお仕事ではなくて完全なる自己出版ならぬ自己連載なのです。この連載の軸となるテーマは「自己紹介」にしようかなと思う。齢25にもなる男が何を今更自分を紹介するんだっ!!なんて思う方もいると思う。なのでそう思ったワケを少し話そうかな。

25歳になってふと僕は自分の事を他人に話してるだろうか?と思った。答えはすぐに出て全然話していない事が判明した。聞かれればその内容について話すけれどそれ以外は自分から話すことは無く相手の話を聞いたりする事が多い。そうなってしまった原因に心当たりはあるけれど今話すと何か暗い文章になってしまいそうで嫌なのでここでは割愛する事にする(またどこかで話せたら話します)。まぁ自己紹介をテーマにした連載を始めると言っときながら過去の事は話さないという小さな矛盾が生まれたがそれは置いとこう。今は連載を始めようと思ったワケを話すのだから!

自分についての話が人に披露するほどのものではないし、それに時間を割くのが凄く申し訳ないような感じがして。それにこの価値観を受け入れてもらえなかったらどうしよう?という不安や恥ずかしさがドッと押し寄せてくるので、大概は相手の話を聞く事に徹底してしまう。そんな感じで生きてきた。だからこれといった印象が付かない事が多くて誕生日プレゼントは誕生日がポッキーの日だからポッキーとか、いつも靴下履いてるからという理由でちょっと良い靴下を貰った時にはもうどう落ち込めば良いのか分からなかった。日本が石田純一さんのように靴下をあまり履かない文化でそれに僕が逆行して靴下を履いてる場合ならその“いつも靴下を履いているから”という理由に筋が通るけど、日本人ほぼ皆靴下履いてるし。僕が知らない間に他者に“トモタツのプレゼンどうしようハラスメント”たるものをしていて苦痛を与えていたとは思いもしなかった。

そんなもんで自分を知って欲しいという意味を込めて改めて僕自身の自己紹介をしようと思う。僕はこんな事が好きで、あんな事で泣いたり、時にはそんな事で怒るの?!と驚かれたりするかもしれない。けど何も印象に無いよりかはまだ自分の事を晒してあーだこーだ言われる方がよっぽど幸せな事では無いかと思う。そして最近25にもなって案外人間は受け入れてくれる事にやっと気づいた。自分では怖いとか恥ずかしいと思っていた事も案外共感してくれたり、分からなかったらそれを面白がってくれる人もいたりするのだ。だから話していこうと奮い立ったのだが、年月というのは恐ろしいもので25年も自分の事について話さず他人の話を聞く事をしているとやり方がわかっていても実践に移す事が非常に難しい。でも自分について話したい!!じゃあ、普段からトボトボと書いていた文章ならリハビリがてらになるのでは無いかと思った。リハビリにもなり自分の事を知ってもらいつつ、文章も上手くなる可能性もあるはず(現にこの文章をここまで書くのに4日かかるほど文才は全くない)。

というわけで週1ペースで「ふつつかものの私の話」というタイトルで自分の事を話していけたらなと!という訳で#1はこんなもんでどうでしょうか?あ、でもこの場合だと連載しようと思った理由しか話してないから趣旨とブレてるのかな。じゃあ1個だけプチ自己紹介的な事を発表しなければ。何しよう。んーーー。あ、こうやって文章を書いているけど昔は活字を読めなかったなぁ。漫画が家に溢れていて、だから手に取る本と言ったらほぼ漫画だった。本屋さんに行く時は漫画コーナーしか行かなかったから本屋=漫画屋さんと思うくらいだった。なもんで学生の時、毎年ある読書感想文は本当に苦痛だった。一冊の本を読んでそんでまた感想文を書かなきゃいけないって誰がこんな卑劣な拷問を思い浮かんだんだ!!と行き場のない怒りを持っていたのを今でも覚えている。そんな一切活字を読まなかった僕が本を読むきっかけになった本があって、それが星野源さんのエッセイである「よみがえる変態」だった。元々星野源さんの大ファンで楽曲やドラマを鑑賞して、それでこの人の考え方とかを知りたいと思うようになり始めて手に取った。活字かぁ、、最後まで読めるかなぁーと不安になりながらも開いた最初のエッセイのタイトルが「おっぱい」だった。急に!!しかも1番最初のエッセイのタイトルがおっぱい?!面をくらって一回本を閉じて漫画やアニメの再現かのように目を擦ってまたページを開いた。そしたらやっぱり最初のエッセイのタイトルは「おっぱい」なのだ。目の前に書かれているのはどうやら夢では無くて現実なんだと受け止めて読み始めるた。そしたらただ文章しか書かれていない単純な白と黒のページのはずなのに漫画より鮮明に情景が浮かんで、それに共感したり、大爆笑し、時には泣いたり。まんまと活字って固っ苦しいんだろうなという固定概念が見事に吹っ飛んだ。そこから小説や他の芸能人のエッセイを読むようになった。何なら今ほとんど漫画を読まなくなった。別に漫画の事が嫌いになった訳でも無いけど、文章だけで泣いたり笑ったり怒ったりする体験が今までしてこなかった分なんだか楽しいのだ。それで読んでいるうちに自分も何か書いてみようとなり、不定期で映画の感想文や会話劇やらを書いた。自分でやってみて分かったのだがやはり文章を書く事は難しい。頭で思っている事を文章に変換する事がまだ上手くいかない。何だか英語を話す時に一回頭の中で日本語で文にしてそれをまた英文に直して話す手順と似てるのかも。分かんないけど。スラスラと書きたい事を書けるときは凄く嬉しいけれど上手く書けない時はもがきたくなるほどに苦しい。現にこれを書いている時も何回もゔぅぅとなった。でも今まで自分の意思を外に発散した事がなかった分すごく楽しいし、一本書き終えた時にはやはりとてつもない達成感が溢れてくるのだ。文を読んだり書いたりする事で幸福を感じる事なんて活字が嫌いで嫌いで仕方なかった学生の頃の僕は想像出来ないだろうな。人生って不思議なもんだ。

てな具合に自分についてのくだらない事について書いていきます。では#1はこの辺でということで!さらばっ!!




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