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クラウドファンディングの本文を書き始める前に。プロジェクト素材の集め方

title photo:Yannick Pulver

前回までのnoteでは、クラウドファンディングのメイン画像やタイトルについての作り方や考え方をご紹介しました。これらが決まったらクラウドファンディングの本文をいよいよ書き始めるわけですが、おすすめしたいのは一度素材を集めること。はじめにプロジェクト本文に必要な素材を集めておくだけで、本文の書きやすさ、構成のしやすさは格段に変わります。

今日は、クラウドファンディングの本文を作成する前に集めておきたい素材をご紹介します。

本文って何?

その前に、クラウドファンディングの「本文」が何を指しているのかをご説明します。クラウドファンディングのプロジェクトページは、中央にプロジェクトの概要が載っていて、右側にリターンが並んでいるという構成になっています。この中央部分が「本文」です。

必要な素材① プロジェクトの写真

本文にはいくつか写真が入っているとよりわかりやすくなる段落があります。また、写真はいざ準備しようと思うとメンバーを集めて撮影したり、解像度のある画像がなかったりと準備に時間がかかりがち。まず最初にプロジェクトの写真を集めましょう。注意したいのは
・横位置(横長)であること
・誰かの権利(著作権など)を侵害していないこと

です。特に、権利の問題はお金を集める上で重要です。ウェブサイトから勝手に持ってきた画像や、撮影者に許可を得ていないものは使えません。
以下の写真リストを活用して、プロジェクトに必要な写真を集めておきましょう。

・プロジェクトをやっているメンバーの雰囲気がわかる写真
・プロジェクトを行なっている時の写真
・(プロダクトなどの場合)完成予想図やプロトタイプの写真
・モックアップやラフスケッチなど、作っている過程の写真
・リターンの写真
・これまでの活動(プロジェクトに関わるもの)がわかる写真
・プロジェクト起案者の写真

人が写っている写真は正面向きで笑顔のものが良いなど、写真ひとつひとつのアドバイスはMOTION GALLERYのスタッフに掲載時に聞いてみてくださいね。

必要な素材②応援メッセージ

こちらも準備に時間がかかる素材のひとつなので、二番目にあげました。応援メッセージとは、プロジェクトに賛同している著名人や業界に精通している方に、プロジェクトページに掲載するメッセージをもらうというものです。

▲「山小屋エイド」プロジェクトページに掲載された応援メッセージ。プロジェクトに権威や信憑性を与え、支援する心理的ハードルを下げてくれる。

プロジェクトに賛同してくれる著名な方や業界に精通する方がいる場合は、早めに声をかけて、プロフィール写真とコメント(200文字程度)をもらっておきましょう。

必要な素材③プロジェクトをやる理由を整理したメモ

最後に、肝心なプロジェクトに関するテキストを作っておきましょう。以下の項目を参考にまとめておくと、プロジェクト本文を書き始めた時にスムーズに文章を書くことができます。

・プロジェクトをなぜ思いついたのか
・プロジェクトをなぜやりたいのか(自分の中の理由)
・このプロジェクトが社会にもたらす意義やプラスの影響は何か
・このプロジェクトをどうやって達成するか
・プロジェクトの魅力は何か
・どんなリターンがあって、どこが魅力なのか
・支援してくれる方にどんなことを伝えたいか

一度これらをテキストにまとめておくだけで、ブレずに本文を作成することができるはず。思考の整理やPR時にも役立つはずです。

必要な素材④あなたやプロジェクト/完成品の情報

あなたのプロフィールや、完成品の仕様(本であればページ数、印刷方法などといった具体的な情報)、プロジェクトの情報をまとめておきましょう。プロジェクト本文を書いている時に手が止まらずにすみ、問い合わせがあった時にもスムーズに対応できます。

素材を準備すれば、本文にかかる時間は半分にできる

プロジェクトの素材準備のイメージは湧いてきたでしょうか。私がプロジェクト本文を書き始める前に素材を集めるのをおすすめする理由は、それによって本文を制作する時間を半分程度に短縮できるからです。

プロジェクト本文の制作は思いの外時間がかかり、集中力を切らしてしまうこともしばしば。けれど、一気に書き上げたほうがあなたの情熱が伝わりやすいのです。

素材を少しずつ準備して、最後に一気に本文を仕上げることで、効率よく、あなたの熱意が十分に伝わるページができるはずです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。次回は、プロジェクト本文の書き方を具体的に解説します!役に立った方はスキで応援してくださいね。

(文:出川 光)

クラウドファンディングを掲載予定の方はMOTION GALLERYからプロジェクト投稿をしてみてください。あなたのプロジェクトに専任のスタッフがつき、プロジェクト掲載から達成までしっかり伴走します。


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