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英語が不得意な日本人が、片仮名英語で日本語を意味不明、不合理なものにする事は、実にバカげた話だ

データって何 ? ソフトウェアやハードウェアって何 ? コンピュータって何? と、改めて質問されたら何と答えようか。更に、ネットワーク、インターネット、ウエブ等はどうか。知っている単語なのに、説明に四苦八苦しないだろうか。

しかし、これらが漢字語だったらどうだろう。例えば、

コンピュータ : 電脳、電気で動く脳の様な機械
ソフトウェア : 電脳無形装具(でんのうむけいそうぐ)、電脳に装備される形の無い道具 (文書や画像の表示と作成、通信等を行う)
ソフト : 無形具
ハードウェア : 電脳有形装具(でんのうゆうけいそうぐ)、電脳に装備される形のある道具
ハード : 有形具
データ : 情報集または情報粒体 (情報粒子集合体)、昔は「資料」という語を使ったそうだが、紙に書いた数値や固有名、或はや実際の物のなで、電脳で処理すると言う感じがしない。電脳のデータには、文字、画像、音など様々のものがある。これらは何らかの情報を伝えており、細かなもの、即ち粒子(実際は2進数値)の集合体として扱われる。従って情報粒子集合体と言える。
ネットワーク : 電網、電網環境、電気信号を網の目ような構造で送受信する環境
インターネット : 相補電網、相互補完電網、信号が伝わる経路が複数あり、一つが遮断されても、他の経路が補完して信号が伝達される。
ウエブ くも電網、くもの巣状相補電網

漢語だと使われている漢字を使って、そのまま説明ができる。正に、そのままだ。TVなんかの報道で、片仮名英語を言って、「この(片仮名英語)は、(日本語の◯◯) と言う意味で・・・」と、日本語訳の説明をしたりする事がある。実に無駄な話で、単なる時間稼ぎとしか思われない。最初から日本語を使い、内容の説明に時間かけろと言いたい。

しかし一方で、ソフトウェアやソフト、及び上述の電脳用語等は、万人が知っているし感覚的に分るので、わざわざ漢語にする必要があるのか、と言う意見もあるだろう。では、グループウェア、ミドルウェア、ファームウェア、マルウェア、シェアウェアはどうだろう。英語は、groupware, firmware, malware, sharewareである。ソフトウェアやソフトを知っているなら分ることになるが、実際は難しい。

しかし、これを漢語にすると、
グループウェア 集団共有無形具 (共有具)
ミドルウェア 中間管理無形具 (中管具)
ファームウェア 機器組込無形具 (組込具)
マルウェア 悪意性無形具 (悪性具)
シェアウェア 費用分担無形具 (費分具)
となり、各々の意味は、そのままである。詳細を知りたい人は電網で調べてみると良いだろう。

さて、ここからが最重要点である。この後、数カ月経つと普通は、これらの意味を忘れてしまうであろう。そして再び、グループウェア、ミドルウェア、ファームウェア、マルウェア、シェアウェアに出会ったら、これらを説明できるだろうか。

それでは、集団共有無形具、中間管理無形具、機器組込無形具、悪意無形具、分担有料無形具どうだろう。思い出すも何も、そのままだし、その漢語から日本語に読み下しすれば説明になってしまう。見たら分るので、その意味は忘れようが無いだろう。一々記憶する労力がいらないのだ。

このように片仮名英語を使うことは、日本人にとって実に不合理で無駄の多い作業なのだ。更に漢語の利点は省略形が使えることだ。最初だけ共有具(集団共有無形具)と書いて、後は「共有具」を使えば字数を減らすことができる。グループウェア等の片仮名英語は省略形を簡単に作れない。

用語の本質を考えずに字面だけをなぞる、片仮名英語の最大の弊害は、これにより日本が電脳無形装具の発展に遅れを取って、米英は素より中国や印度以下の無形具後進国になってしまった事だ。そのうち、フィリピンやベトナムにも負けるだろう。最近分かった事だが、外国人には、日本人の日本語発音による、片仮名英語が理解できない。ただでさえ英語が不得意な日本人が、片仮名英語で日本語自体を意味不明、不合理なものにするとは、実にバカげた話だ。

TV報道などで出てくる片仮名英語は、以前はわずら わしいと思ったが、取り立てて削減論を説くことは無かった。しかし、趣味の電脳命令技巧プログラミング で、ある無形具を作ったのをきっかけに、片仮名英語削減論に強く傾いた。

それは、言語学者の野田時寛(のだ ときひろ)氏が提唱した「現代日本語の漢字の意味分類」の漢字群を利用した無形具である。漢字を利用するので、片仮名英語は分類できない。電脳や IT 関連の文書は、片仮名英語の洪水なので歯が立たない。

そこで、自前の片仮名英語<->漢字語辞書で、文書中の片仮名英語を漢語に変換する無形具を作った。頭を捻りながら辞書を作る過程で、如何に自分が用語の本質を捉えていないか、痛感させられた。以下は、その自前の辞書である。当然、これが正しいとか、最良とか言うものではない。尚、興味の有る方は、どんなに荒唐無稽、変哲なものでも、何か思いつけば提案して頂ければ幸いである。

無形具の KatakanaToKanjiA (Vectorで使用無料) 用辞書、改訂版
コンピュータ 電脳 電脳器機
パーソナルコンピュータ 私用電脳 私が使う電脳
パソコン 私電脳
ソフトウェア 電脳無形装具 電脳に装備される形の無い道具の意味
ソフト 無形具
ハードウェア 電脳有形装具 電脳に装備される形のある道具の意味
ハード 有形具
アプリケーションソフトウェア 応用無形装具
アプリケーション 応用装具
アプリ 応用具
ファイル 電帳 情報電子帳面
システム 体系環境
システムソフトウェア 体系環境無形装具
オペレーティングシステム 運用体系環境
ワープロ 作文機 文書を作る器機
ワープロソフト 作文無形具
サービス 接環境 接待環境 直接間接に接して無形又は有形の物の授受
サーバー 接環与具 接待環境付与装具、接待環境付与電脳器機 接環境を付与する電脳有形装具
ネットワーク 電網 電網環境 電気信号を網の目ような構造で送受信する環境
インターネット 相補電網 相互補完電網、信号が到達する経路が複数あり、一つが遮断されても、他の経路が補完して信号が伝達される
ウエブ くも電網 くもの巣状相補電網
グループウェア 共有具 集団共有無形具
ミドルウェア 中管具 中間管理無形具
ファームウェア 組込具 機器組込無形具
マルウェア 悪性具 悪意性無形具
シェアウェア 費分具 費用分担無形具
データ 情報集 情報粒体 情報粒子集合体 電脳で処理する文字、画像、音などの粒子(2進数値)からなる情報の集合体
データファイル 情報粒体電帳
データベース 情報粒体基 情報粒子収納基 情報粒子を収納する無形具
ユーザー 使用者
マウス 電鼠 でんねずみorでんそ(窮鼠猫をかむ)
マウスクリック 電鼠押下
マウス右クリック 電鼠右押下
マウス左クリック 電鼠左押下
プログラミング 電脳命令技巧
プログラム 電脳命令集
インストール 装備
プリインストール 事前装備
デフォルト 既定
メモリ 記憶域 記憶領域
プロセス 処理
キーボード 電鍵 電脳鍵盤
ベクトル 方角長 方位角長
ブラウザ 閲覧具 閲覧無形具
コンテンツ 視聴情報
コンパイル 命令変換
インメモリ 記憶域内 記憶領域内
トランザクション 取引 電子取引処理
ロード 移積載 移動積載 電脳の記憶領域に情報粒子を移動させ搭載すること
データロード 情報粒体移積載
シナリオ 作業工程 筋書き
パフォーマンス 運用性能
データアクセス 情報粒体接触
アクセス 接触
リスト 一覧
テーブル 一覧表
マウスドラッグアンドドロップ 鼠曳落 そえいらく 鼠で曳いて落とす
ドラッグアンドドロップ 曳落 えいらく
ドラッグ・アンド・ドロップ 曳落
ドラッグ&ドロップ 曳落
ディスクベース 円媒体基 えんばいたいき
ディスク 円媒体
ハードディスク 有形円媒体
オブジェクト 対象物 客体
アルゴリズム 解決手順
アイコン 起動絵 これを電鼠押下すると、何らかの有形具が起動する

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