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過ぎたるは猶及ばざるが如し

Wordpressというものがありまして、今では多くのサイトで使われているフレームワークなのですが、それの管理画面をわちゃわちゃする必要に迫られました。何でかはちょっと話が逸れそうなので、また別の機会に語るとします。

わちゃわちゃの中身は、管理画面の中に別の独自システムを管理できるページを作ろう、というもの。つまり管理画面のカスタマイズです。何となくパワープレイでどうにかなりそうだな?とは思ったものの、最近はこういう時は、お行儀よくフレームワークの流儀に従うべしと思っておりますので、迷わずGoogleで検索したわけです。そしたら迷いました。

もう20も30も同じような内容の記事ばっかりなのです。中には僕が知りたかった情報が書いてある記事もあったのですが、どれもこれも似たりよったり五十歩百歩玉石混交。一体何故なのでしょうか。

これについては、自身の検索スキルの問題ももちろんあるわけですが、そこは置いておいて話をすすめると、近年ずっと指摘されてる量産記事問題ではないかなと。検索されやすいような中身の記事を書けば閲覧する人が増え、何らかのご利益を得られる。そのため、似たりよったり記事が増えてしまうのでしょう。

SEOを齧った人であれば、こういった問題はずっと昔からGoogleとサイト制作者とのいたちごっことして、繰り返されてきたものだということをご存知でしょう。Googleの検索エンジンに対する意図は明白で、良質なページを検索上位に持っていきたい。そのために各々のページを色んな評価基準で採点し、順位付けをしています。そして、サイト制作者たちの意図もまた明白。Googleのやり方に従ったり、裏をかくような真似をして、なんとしてもサイトを少しでも上位に表示させ、閲覧数を稼ぎ、恩恵にあやかりたいわけですね。

じゃあやっぱり検索スキルでどうにかしていくしかないのでしょうか?Googleなど検索エンジンには大抵検索オプションがあり、引っ掛けたくない検索ワードを指定することも出来るのです。今これについて調べてるんじゃないから・・・というワードを指定すれば、そのワードが含まれるページは検索結果に含まれません。

超便利そうですが、シンプルに落とし穴もあるのです。和菓子のお店について調べていたとして、洋菓子のお店が出てくるのが気になるから、検索しないように指定したとしましょう。すると当然、洋菓子のお店は表示されないのですが、和菓子も洋菓子も扱っているようなお店も表示されなくなってしまうのです。困りますね。

似たような問題は、鳥のマークのSNSでも感じてます。気になる人をフォローした結果、全く興味のない話題の怒涛のリツイートが送られてきたりするのです。じゃあ、フォロー外せば良いじゃない?もしくはタグとかワードで投稿をブロックすればいいじゃない?と思うかもしれません。でもそのタグやワードで超面白い投稿が流れてきたらどうしましょう。僕だけその投稿を見れないのは損してる気分じゃないですか。

大量の情報であふれる時代ですので、自分で摂取する情報に気をつけましょうね、と言うのは簡単なのです。今のネットは、情報を上手くコントロールしてるつもりでも、実際のところはコントロール出来る状態に無いのではないでしょうか。全然関係のない記事を読んでたのに、気になってた作品のネタバレをくらった時は、キレそうになりました。

じゃあどうすんのか、と考えてたのですが、ないものねだりしてもしょうがない。だったら作ればいいじゃない。パンがなければブリオッシュを食べるべきなのです。今流行の機械学習的なサムシングを使えば、自分が本当にいらない投稿を省きつつ、本当に読みたい投稿は流れてくる、理想のタイムラインが作れるのではないでしょうか。鳥はAPIがあるのでなんとかなる気がしますね。

問題はGoogleの検索。まさかインデックスとかに触れるわけないですし。検索結果ページを機械的に取得するようなことをすると、怒られますし。でもちょっと思ったのが、検索クエリを自動で作ってくれるというのは良いような気がします。既にどこかにありそうな気もしますが、自身の検索履歴とGoogleの検索結果ページを分析して、最適なクエリを提示してくれるようなものがあれば、いいんじゃないかあ。

どっちも面白そうなので、似たようなものが無いか調べてみたり、制作の可能性を模索してみようと思います。いろいろ勉強にもなりそうですしね。

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