綺麗

憎しみもずっと消え去って、もう残り物すらなくなって、すがる意味すら不気味になって、与えられた罪なんかが、やかましく付きまとうし、誰かのずさんな正しさなんかに換算され、あたかも正しいもののように演じるなんて無様だし、惰性で導かれ、あたかも正しいものを演じるなんてあんまりだし、惰性で導かれた可憐なあなたの症状、現在地やゲノムなんかを紡ぐ悪魔の手、分散されるエレジーや、際限ない憎悪の跡、つたない一切にかまけていくほどに、閉鎖的になる私たちの凡庸な終わり、情緒なんてありもしない泡沫、すべては、粗末な泡に変わるだけだ、と互換されない希望をよじ登り、具現化しない今朝を憎らしく思い、この恨みを晴らさぬべきか、と口癖のように言っている間は、目がキラキラしていて、すごく生きていることを、嬉々と語っている間にも、君の中で、統合しきれぬほどの、粘着力がある恨みつらみが、君の未来を奪う間にも迫るアイロニー、堕落したままで、ままならぬ今を静観して、閉ざされるままに、たまる思いの幼気な様、たぐりよせる虹や記憶のネガ、出来事のぬかるみや、現れた希望の数々、時代の模様や、豊かな思考、凡庸な答えや、数多の対価、退廃的な君の競争に、流動する獅子の顔、奇跡すらもない街に現れた最後の希望、夜空の端、カスタムされた夜道の火葬、犠牲的な彼らの束の間、願い事すら、この場でチグハグになって、拭えぬ痛みが膨張して、信じるほどに食い込む痛みに変わってしまい。今にも、影響を与え続けている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?