見出し画像

カラーヘアをよりキレイにキープするためにはどうすれば?カラリストが提案する自宅&サロンでのケア方法

美容室でキレイに染めてもらったカラーヘア。最初の1〜2週間はとてもキレイだったのに、1ヶ月位経ったら退色してしまったり、ツヤがなくなってしまった……なんていう経験はありませんか? せっかく髪を染めるのなら、キレイな状態をできるだけキープさせたいですよね。そこで今回は、『imaii scaena × colore』のカラリスト、高橋拓也さんにカラーを長持ちさせるための美容室でのケア、ホームケアを教わりました。

カラーリングはどれくらい持つもの?退色する理由は?

カラーの持ちは、染めるカラー剤によっても変わります。カラー剤の種類は大きく分けて、下記の3つです。

①アルカリカラー【2〜3ヶ月程度】

一般的にお客様が美容室で受けるヘアカラーは、このアルカリカラーを使用しています。色の種類が豊富で、カラーが長持ちしやすいという特徴があります。アルカリカラーは髪のキューティクルをの中にカラーを入れるので退色しにくいのですが、裏を返せば、髪にダメージを与えやすいのも事実。染める時に、できるだけ髪にダメージを与えないようにすることが大切です。

②ヘアマニキュア(酸性カラー)【1ヶ月程度】

ヘアマニキュアは髪の毛の表面に帯電しているイオンに結合して染色します髪の毛を染料でコーティングするようなイメージなので、アルカリカラーに比べて髪も傷みにくいです。ただし、アルカリカラーと違い、表面をコーティングしているだけなので、色落ちがしやすく、1ヶ月程度しか色が持ちません

③カラートリートメント【2〜3週間】

その名の通り、トリートメントの中にカラーの染料を混ぜたものです。ヘアマニキュア同様、髪の表面に染料をコーティングする形なので、髪が傷みにくいのが特徴です。その反面、色持ちがよいほうではないですね。アルカリカラーをした後、髪色をさらにキレイするためにホームケアとして取り入れている方も多いです。

カラーリングを保つためにするべきケアは?

画像1

大前提として、髪がダメージがしていないほど色落ちはしにくいです。髪がいい状態であればいい状態であるほどカラーは抜けにくく、褪色してしまってもキレイです。なので、まず傷まないようにカラーをことが大切。さらに健康な状態を保つためのケアをすることが重要になります。

●サロンでできるケア

①トリートメントをする
アルカリカラーは、アルカリ剤が髪を膨潤軟化させ、キューティクルを開くことで染料が中に入り、発色します。ですので、開いたキューティクルをしっかりと閉じることで色が定着してくれます。トリートメントをカラーと一緒に施術し、しっかりとフタをしてあげるのがおすすめです。髪の状態によって必要な成分が変わるので、トリートメントの種類は美容師さんと相談するのがベストでしょう。また最近では、カラーを流した後にトリートメントし、シャンプーをする方法もあります。シャンプーの前にトリートメントを付けることによって、必要以上に染料が落ちることを防ぐことができます。
カラーをする日だけでなく、2〜3週間に1回、サロンでトリートメントをすることで、髪を健康な状態で保ちやすくなります。

②相性の悪いメニューと同日施術をしない
カラーをする日におすすめできないメニューがあります。それは酸熱トリートメントとヘッドスパです。
酸熱トリートメントは、酸と熱でしっかりトリートメントをします。酸とアルカリは逆の性質を持っているので、あまり相性がいいとは言えず、おすすめできません。
また、頭皮をクレンジングするヘッドスパは、頭皮をまっさらな状態にするものです。そのまっさらな状態の頭皮にカラー剤が触れると、刺激が強すぎるので、頭皮トラブルを起こす可能性があります。

上記のような、髪や頭皮に負担がかかるものは、カラーと同日に行わないのがベストです。施術を行いたい場合は、前後1週間〜10日程度空けることをおすすめします。

●自宅でできるケア

①カラーヘア用のシャンプー・コンディショナーを使う
カラーを長持ちさせるには、シャンプー選びがとても大切です。市販のシャンプーは洗浄力が高いものが多く、髪に閉じ込めた染料まで落としてしまう可能性が高いです。とくに、フケ防止のシャンプーは洗浄力が強いものが多く、あまりおすすめできません。
ヘアカラー用のシャンプー・コンディショナーは、色が抜けるのを防止することに特化しているので、担当の美容師さんに相談し、自分の髪にあったアイテムを見つけましょう。
また、トリートメントでしっかり補修・保湿することも大切。週に一度、自宅でヘアマスクをするだけでも、色の持ち方は変わります。

②濡れた状態を長時間放置はNG
髪が濡れている状態は、キューティクルが開いた状態です。キューティクルが開いているということは、とても繊細な状態。髪を洗った後は、素早く乾かしてあげましょう。さらに、アウトバス用のトリートメントやオイルを塗ると、よりキレイな髪へと近づきます

③紫外線・熱対策はしっかり!
肌だけではなく、髪も紫外線でダメージを受けます。だからこそ、髪の紫外線対策は必須。長時間屋外にいる場合は、髪用の日焼け止めを付けたり、帽子をかぶるなど、紫外線対策をしましょう。
また、髪は熱にも弱いです。たとえば、毎日アイロンやコテを使用している人は要注意ですね。使用する際は、アイロン用のトリートメントを付け、低温(160℃以下)で行うことをおすすめします。髪が傷むのを軽減できる上、巻きが落ちにくくなりますよ。
ちなみに、温泉やプールも注意が必要です。できるだけ髪を水につけないほうが、カラーを保つ上では重要です。

【高橋さんおすすめのホームケアアイテム】

①エドル ラスター

画像2

カラーしたその日から3日間、集中して使ってもらいたいトリートメント。実はこのトリートメントは、シャンプーの前につけるもの。シャンプー前につけることで、カラーが落ちてしまうことを防いでくれます。

②ウェラ カラーモーション+ 4ウィーク プログラム

画像3

こちらは、カラーをして1週間経った後に使い始めるウィークリートリートメント。4本入っていて、毎週1本づつ使用します。1週間ごとにその状態に合ったケアしてあげることで、発色と髪の状態をサポートしてくれます。

③システムプロフェッショナル カラーセーブシリーズ

画像4

〈シャンプー〉髪の褪色や輝きの低下を防ぎ、鮮やかなカラーを長持ちさせる。また髪のケラチン構造を保ち、美しい髪をキープします。
〈コンディショナー〉日常的に使っていただき、毛髪繊維をなめらかに整えます。ウエラ システムプロフェッショナル独自のフィブラクロム・コンプレックスが、鮮やかな髪色をしっかりと保ちます。
〈マスク〉カラーをした髪に集中的に栄養を与え、毛髪繊維を守ってダメージ進行を防ぎます。複合コンディショニング成分が褪色を防ぎ、鮮やかな色を長く保ちます。

④ケラスターゼ リフレクション バン クロマティック リッシュ

画像5

ケラスターゼ独自の「システムキャプチャー」と「キレートコンプレックス」の2つのテクノロジーを主成分として、カラー後のデリケートな髪をケアし、鮮やかな色味が続くカラーヘアへと導くシャンプー。艶と潤いを与え、まとまりのある仕上がりへ。

●お話を伺ったのは……

画像7

Hair Colorist / Salon Director(scaena x colore)
髙橋 拓也さん

筑波大学を卒業後、カラリストとして2006年4月imaiiに入社。imaiiのブレインとしてサロン全体のディレクションも担当。日本国内、海外で多数講習講師を務め、2009年度から東京モード学園において特別講師も兼任。わかりやすく丁寧なレクチャーで受講生から好評を得ている。トップカラリストとしてサロンワークではお客様と同じ目線に立ち、美しさと笑顔を提供できるよう日々心掛けている。

『imaii scaena x colore』

画像6

日本で初めてカラーリストを誕生させたサロン。多くのカラーリストが在籍する。自然光が注ぎ、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間。100坪の広々とした店内で、贅沢でラグジュアリーなひとときをお過ごしください。

【noteを見た方限定】
2020年12月31日までに招待コード【mezonnote1】を入力し、シャンプー・ブロー1回体験をご購入後、3日以内に有料会員プランをご購入いただいた方に3,000ポイント(3,000円相当)をプレゼント! ポイントはMEZONで使えるチケットに交換が可能です。ぜひこの機会にご利用くださいませ。購入方法はこちら

MEZONアプリのダウンロードはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?