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殴り書きの字がたった一言伝えただけで見本通り書けるようになった1年生。

宿題をやる姿を見て愕然。
リビングの床に腹這いになって書いている。
「あのね、椅子に座って机でやってくれる?」
はー?なんで?できてるし!
という娘をそれじゃ字は書けないの。
椅子に座ってごらん。と誘導する。
「字ってね、姿勢を良くしないと書けない仕組みになってるの」
と言っただけです。
突然、その場で1番綺麗に書けて、
「ほらね!!
他の字見てごらん?」
字というものがどう成り立っているのかその瞬間悟ったようです。
一刻も早く終わらせたい宿題。
それまで急いで書いてた殴り書きのものが
全部、見本と違うことにその瞬間に自分で
気が付いた!!!

この前のページまで書き殴りで花丸がなかった

ちょうど良い筆圧、目の高さにより見本と比べつつ自分の字を正確に見る。
良い姿勢がもたらすこの2点。

そしてさらに大事なのは、脳と運動神経の関係です。
脳の位置、そして神経が通る背骨が正常な位置になることで思う通りに
手を動かすことができるようになる。

私たちの行動は運動ですから、指令の通りに体が動くことが大事です。
脳が下にあったり、背骨が良い位置になっていなければ伝達はスムーズではないと思うのです。

「字ってね、姿勢が良くないと書けない仕組みになってるの」これを1年生の時に悟った娘も今は3年生。すでに私たち両親よりも美しい字が安定して書けるようになりました。
特訓もしていない、書道を習っている訳でもない。

体の使い方を正常化することで、可能になることがあると思います。
技術を高めたければ、まずは体を正確に使う。
いい位置に。

もう1つこの時、娘が1年生の時に伝えたことがあります。
「字ってね。自分のためのものじゃないの。他の方に伝えるためにあるの。読んでいただくためにあるの。」
です。心がこもった美しい字、それはコミュニケーションです。
相手を思いやる心、それが培われていれば、字は自ずと美しくなる。

私は娘の字でもらう手紙が大好きです。
大人の私も、改めて良い姿勢で美しい字で伝えていきたいと思った出来事です。子育ては私にもやり直しをさせていただいてると感じます。

その瞬間の宿題です。



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