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どうして?花粉って累計最高気温が400℃超えると出てくるらしい。

前置き

先日感染症対策しながら髪を切りに行きました。その時の雑談で天気のお話してたら美容師さんから「そろそろ花粉の季節ですけど、累計温度が400℃超えると花粉で始めるらしいよ」なんていうお話を聞きました。直近の累計が400℃近くもう近日には本格化するらしい。

どんな原理なんでしょう?そもそもどれぐらいの期間なんでしょう?という事でそれを調べてみようと思います。

というわけでまずはお決まりのgoogle先生に「花粉 発生条件」と打ち込んで調べてみた。そして第一にたどり着いたサイトは林野庁という団体のサイトです。

1個目のページ

林野庁という単語が初めてだったのでサイト内の組織概要を見てみたところ農林水産省の外局らしいです。知らなかった。

話が逸れましたね。ひとまずQ&Aに書いてあるスギ花粉の概要は

『スギは風によって花粉を運ぶ植物であり、風媒花といわれます。このため、風に乗って遠くまで花粉が運ばれます。花粉の飛散時期は、地域により前後しますが、主に2月から4月にかけてです。
スギ花粉の大きさは30μmで、形状は円形で先端にパピラと呼ばれる突起があります。また、水を含むと花粉は膨張して外壁が割れ、内容物は分解して放出されます。
スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。その後、気温の低下や昼の時間が短くなることにより雄花は休眠状態に入りますが、冬の寒さに一定期間さらされることで覚醒し、花粉の飛散に向けた準備を始めます。花粉の飛散開始時期は、覚醒した後に暖かい日が続くと早まり、寒い日が続くと遅くなります。 』

だそうです。寒さにさらされて覚醒とかすごいですね。むしろ寒さで死んじゃうとかそのまま寝ちゃうとかの方がピンときます。最後の方の言葉がキーワードでしょうか。

暖かい日が続くと早まり、寒い日が続くと遅くなります。

この暖かい日というのがその累積最高気温なのかな?ざっと漁ってそれらしき表現がなかったので別のサイトに移ります。それにしても暖かさにも寒さにも反応するスギすごいですね。それが一つの機能のなかであくまで温度変化に反応してるだけなのか、ちゃんと寒さと暑さに別々の反応なのかも気になりますね。

2個目のページ

https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/2_chpt2.pdf

ページというよりは資料という方が正しいでしょうか。今度は環境省の資料のようです。ここで気になる単語がありました。資料内ページで19ページ目。

スギ雄花開花予測モデル

もしかしたら、このモデルについて調べてみたら基準が分かるかもしれません。という事で次はこのキーワードをgoogle先生に聞いてみます。

2.5個目のページ

現時点での最上位には学術記事が出ています。モデルという単語がその学術記事に引っ掛かりやすい条件なのでしょうか?学術記事のタイトルの中に「スギ雄花の休眠打破と開花に要する温度条件」というタイトルがあるためその記事に飛んでみます。

3個目のページ

むむむ。400℃じゃない?ざっくり読んでみると積算温度というキーワードは存在している。また休眠応答時間も大事っぽいですね。低温処理期間が長くなるほど必要な積算温度も下がるみたいですね。直感的にわかるようなわからないような感じ。

わかるのは温度差的感覚。総合的な積算温度変化を考えた場合。仮に100℃の温度差が必要だとして①5℃の冷却に対して95℃の加熱により100℃上昇②95℃の冷却に対して5℃の加熱により100℃上昇。相対的に見ればわかる。

わからないのは絶対評価感覚。というのも暖かい方が生き物はよく活動しそうだなとか思うと。冷たくした分温めないといけないんじゃないかと思う。

ここまでだけの感じだと温度差による刺激が影響するのかなあなんて考えちゃう。休眠期間の打破とその温度差の刺激が関係あるのかなあ。と思ったんだけどよくよくもう一回読んでみると冷却時間の長さにより休眠状態の打破とある。つまり温度差とかではなくそもそも起きているかどうかが寒さの体験時間によって変わるだけらしい。たたき起こすのに加熱という衝撃が必要なようだけど冷却状態から加熱という意味ではなさそう。

この段階でえむの意見2つ

①累積温度400℃という話はおそらくこの冬あたりの温度推移に関係あるのかな?と思った。そこまで暖かった印象はないけどね。②具体的な原理は読み取れなかった。とりあえず400℃の方を調べてみる。

3.5個目のページ

www 

google先生で

「花粉 400℃」と調べてみたらなんとなんと通説で『花粉400℃の法則』というのがあるらしい。1月からの累積最高気温が400℃を超えると飛散し始めるらしい。いまいち1月という基準の400℃というのもよくわからんでした。

4個目のページ

こんなwebサイトも見つけました。累積温度が400℃っていうのは結構ざつな予測みたいですね。ただしスギの性質と平均気温が大幅に変わらない限りだいたい400℃で飛散しはじめるのかもしれません。

ということで400℃の話は休眠打破も含めておおよそその通りで例年1月からの期間でそんなもんらしい。4個目のページでは否定的なコメントもありますが、冬の具合が飛散し始めに関係していそうですね。

おまけで気になるのは花粉放出の原理

飛散の様子とかをとらえてる記事は見つかったんですけど、温度がどう作用して花粉放出に作用しているかが見つからない。そんなときのgoogle scholar と思ったけど、うまく見つけられない!!!これは課題ですね。

ということでこの調べものは終了。原理が見つけられなかったの悔しいなあ。また今度調べてみよー。もし詳しい方がいたら教えてほしいです。では



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