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米墨関係:米国で新型コロナウイルスのワクチンを接種するメキシコ人

   メキシコの報道によれば、2021年1月下旬、メキシコにおける新型コロナウイルスのワクチン接種が遅々として進めない状況下、一部のメキシコ人が米国に渡航してワクチンの接種を受けている。
  タレントや企業幹部、実業家などの経済的に余裕がある一部のメキシコ人が米国のテキサス州、カリフォルニア州、フロリダ州などでワクチンを接種している。現状、米国で新型コロナウイルスのワクチンを接種するために、米国における在留資格や二重国籍の保持は不要で、米国に家族が暮らしているか、米国内に不動産を所有していれば、ワクチン接種が可能という。ワクチン接種は2回行われるため、2回の渡米が可能か、1回目の接種後、2回目まで米国に滞在しつづけられる一部の富裕層が、ワクチン接種のため米国を訪問しているという。
 一方、メキシコ人が米国でワクチンを接種しているとの報道を受けて、米国テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は、新型コロナウイルスのワクチンは同州居住者用である、とわざわざビデオメッセージを発したという。(2021/2/1記)

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