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自分のキャッチコピー。

ずっと、見失い中。
自分で自分のことを表現するのはなかなか難しい。自己紹介なんかも苦手。
知るならちゃんと知ってほしい!という謎の強い自我のせいで、短い時間で伝えきることは早々に諦め、適当にごまかしたり端折ったりしてしまう。

そんなのを続けるうち、ごまかし癖がついてきたことに気づく。それらしく取り繕う表現ばかり上手くなる。思考優位で頭でっかちだ。
ただでさえ仕事でそんなことばかりやっているのに、自分に対して一体何をカッコつけるというのか。
歳を重ねるにつれ「わきまえる」ことができるようになる代わりに、素直さや無邪気さが減っていく。焦る。人間素直が一番なのに。

心をそのまま言語化したい、と強く思う。子供はこれがとても上手。
いまの私には、見栄とか欲とか自己保身とか余計なものが自動的に沢山ひっついてきてしまう。自分の言葉に違和感がなくなるまで潔く出し切るトレーニングがいる。
だから、このnoteは自分の棚卸し。
昔のmixiとかFacebookはそういう場だったな、と思い出す。

ということで早速、自己紹介の代わりに「属性」を並べてみる。これはいわゆる器、ただのファクト。

・36歳おとめ座B型
・2人の母親、バツイチ
・22歳で学生結婚・出産・就職
・マーケター/転職3回、現在4社目
・在住経験:日本・カナダ・メキシコ
・元バックパッカー

次に「中身」。これが難しい。
人から言われたことのある言葉を並べてみる。

「イノシシ」「南米の鳥」「南海の黒豹」
「ポカホンタス」「武士」「おっさん」
「美しい野生」(気に入ってる)
「無邪気」「冷凍食品」「許容範囲が広い」
「世が世なら真っ先に死んでた」
「生き急ぎすぎてるから、50くらいで死ぬ」(ひどい)
「素直で気前が良く度胸がある」「人を信じすぎる」「自由」「冷静と情熱のあいだ」
「いい加減」「生意気」「繊細」
「多動」「刹那的」「しぶとい」「しつこい」

まあ~言われ放題。最後の方、悪口だ。
だけどなんとなくの傾向は見える。少なくとも「石橋たたいて渡る慎重派」みたいなキャッチコピーにはならなそう。

キャッチコピーの定石は、「めちゃくちゃ解像度の高い形容詞」+「誰もが分かる既成概念」の組み合わせ。

例)
「吸引力の変わらない、ただひとつの」+「掃除機」(ダイソン)
「朝専用」+「缶コーヒー」(モーニングショット)
「1000曲を」+「ポケットに」(ipod)

とすると、私の場合は
「50くらいで死ぬ、素直でしつこい南米の36歳B型女」とか「人を信じすぎる自己中武士系ワーキングマザー」とかになる。なんだそれ。誰に刺さるんだ。

まあ、自分の売り込み文句を考えたいわけではない。

自立したこともない大学生が子供のまんま子供を産み、脇目もふらず働いて子供から色々な事を教わり、沢山の人に助けられながら20代~30代前半をママチャリで文字通り走り抜き、気づけばこの歳。

ここ数年で急に増えた、10数年間なかった自分だけの時間。無作為に過ごすと「こどもおばさん」になってしまう!と焦燥感。目指せ、酸いも甘いもかみ分けたしっとり無邪気で良い女。

というわけで半生の振り返りと共に色々な記録、はじめます。

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