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ロシア・サンクトペテルブルクの冬

皆さんんは上の写真のプラトーク(ストール)の柄を見てどのような印象を受けたでしょうか?6枚とも比較的伝統的な柄です。デザイナーさんによっては幾何学模様や動物や景色などを図柄にしたものもあります。

私のプラトークの柄の印象は、よく言えばアンティークな感じ、でした。年配の方に好んで使われているのかな、と思ったものでした。サンクトペテルブルクの冬に街中ですれ違う女性達の服装を見ていると、年齢に関係なくプラトークを首にくるくる巻いたり、まさにマトリョーシカのように頭から被って首にぐるりと巻いたりしていました。プラトークの色や柄とコートや靴やカバンなどとのコーディネートも考えているの考えていないのか...結構無造作ででもそれがとてもナチュラルで素敵でした。それを見て、無謀にも黒髪で肌は地黒の私が、なんでもOKなんだ!と思い、プラトークを使い始め、さらにもっと街ですれ違うプラトークを巻いた女性に目が行くようになって気づいたことは、かなり派手な色使いや柄でも巻いてしまうとそうでもなく、逆に多色使いだとコーディネートの幅も広がり万能だということでした。

こちらで冬のコートはもちろんダウンが大活躍です。ほぼ全員がフード付きダウンか毛皮の膝丈のコートを着ています。コートを着てしまうとあまり変わり映えがしなくなってしまいますが、その中でも女性達は、帽子とマフラーがお揃いとか色を合わせたコーディネートをしているのをよく見かけます。昨年の冬(前々回の冬)、ダウンコートのフードの外側にマフラーをぐるぐる巻くのが流行っていました。ただの流行りかなと思っていましたが、ある時試しに真似して巻いてみました。やり方としては、コートを着てフードを被ってからマフラーをぐるぐる巻きます。それからフードを脱いで別の帽子を被ります。するとどうでしょう、かなり暖かい!風がコートの中に入ってくるのを防ぎ、これは生活の知恵だなと一人納得していました。前回の冬は例年にない暖かさで、そのようにマフラーを巻いてる人はあまり見かけませんでした。そして今年は多分例年並みの寒さだと思いますが、まだ見かけていません。多分今年の流行は、ニット帽を被ってからコートの帽子も被る、だと思います。

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