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【読書メモ】世界で一番優しい会議の教科書

久々の読書感想文。こちら、入社時の課題図書だったらしい。
それを知らず9か月経過のタイミングで読了。3.5時間で読みました。

概要

いち参加者としてもファシリテーションは可能。

ファシリテーションのスキル段階
1:確認するファシリテーション(隠れファシリテーション)
2:書くファシリテーション
3:Prepファシリテーション(隠れないファシリテーション)

会議で結局何も決まらなかった、宙に浮いて終わった状態は何故発生するのか、どうすれば解決するのかが分かる。会議と言っても、1対1の報告や相談も含むので、ビジネス上のコミュニケーション全般に通ずると思う。

読書前の自分の困りごと

これまでの会議で、以下状態になっていることが多かった。

・何を話しているのかよく分からないことが多かった
・何のゴールを目指して何を話すべきなのか見えていなかった
・この場では何を考えるべきか見えていないので意見も持てなかった
・何を考えればいいのかで思考停止した状態

解決策として使えそうな知識

私にとって学びになった知識を5つのポイントでまとめた。

1:会議で目指すゴール(終了条件)を冒頭で共有
2:資料の共有はその場で1分各自が黙読
3:スクライブを積極的に実施
4:課題解決の5つの階層は下から合わせる
5:ファシリテーターは積極的に進め方を提案

1:会議で目指すゴール(終了条件)を冒頭で共有

これが一番大事だと思った。前提がずれているのはよくある事象。
この場は何が達成されれば終了なのかが明らかで参加者全員が共通認識を持っていると、その議題に集中しやすい。よって脱線しづらくなる。

2:資料の共有はその場で1分各自が黙読

この時間無駄だなと思いつつ、事前に目を通してが難しい場合もあるのでTipsとしていいなと思った。実際誰かが読み上げている間に、自分は先読みし終わって別の思考に突入してしまうことが多かった。

3:スクライブを積極的に実施

スクライブ:意見、論点(問い)、決定事項を書き出すこと

ホワイトボードに書き出すのがベスト。しゃしゃり出るのが気まずいといった、私のような奥手人間は、まず手元にA3用紙を用意。
そこにメモ書きとしてスクライブしてみるのが良い。

もし議論中に反対意見が出たら、論点整理(追加)し問いかける。

画像1

(P130~131から抜粋)

4:課題解決の5つの階層は下から合わせる

順序をすっ飛ばすと、いずれ上段で噛み合わなくなる。

画像2

(P212より抜粋)

5:ファシリテーターは積極的に進め方を提案

会議を促進するためにファシリテーターは積極的に進め方の提案をする。
あくまで提案。決めるのはその場の参加者全員(多数決など)。

鉄板質問フレーズ
・議論が混沌としてきたが、この議論このまま続けますか?
・このテーマ、今話した方がいいですか?
・何が分かったら、この議論に結論を出せますかね?
・今の話を一言で言うと(まとめると)どうなります?
・今のなんで書けばいいですか?(スクライブ)
・結局結論はどうなりますか?
・議論を見失ってしまったんですが、論点はなんでしょう?


読了後にトライしたいアクション

いきなり身につかないと思うので、できることから。
サボらないように社内メンバーに監視してもらおう。。

・会議のいち参加者のとき:確認およびスクライブを実施
・会議の主催者であるとき:Prepシートを作成
 ざっくり10回は作成直後、第三者に見てもらいたい
 顧客との打ち合わせ、社内会議にてまず1ヶ月やってみる

形から入るタイプなのでA3サイズの携帯ホワイトボードはポチ完了。
既に持ってるA4は自分の思考整理用で使い分ける。


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