見出し画像

惜しまない愛

愛を惜しまない。そうだったらとてもいいのにと思う。

なぜだか今日はクリープハイプをずっと聞いて、家でひとり熱唱している。言葉にはならないけれど、心のあたりにズズズっと入ってくる。(このnoteを書いたのは数日前だが、いまも毎日聞いてる)

いつから聞くようになったんだっけ。この数年、去年のJAPAN JAMで見たときから。その時期にカラオケで延々と聞かされたから。

それまでのイメージ、いや、いまもこのイメージだけど、クリープハイプからはカビっぽい湿った匂い、それこそラブホテルのような、音楽からそういう匂いがする。

カビっぽいといえば、私にとっての地下鉄丸ノ内線 池袋行きはそのイメージだ。雨の日は猶更にじめじめ、カビっぽい匂いがする。

新卒で上京したばかりのとき、私は地下鉄丸ノ内線に乗って出勤していた。

地方から就職のために上京してはじめての満員電車、はじめての社会人。その頃たしか不眠症になっていた。あまり眠れない日々が続いていたなか、ゴールデンウィークに大学の友達と焼酎を浴びるように飲んで、原因不明の40度の熱を出したんだった。(それで会社を1.5日休んだ。時効だと思うので許してください。)

その頃の思い出が詰まっているので、いまだに丸ノ内線に乗ると、その頃の記憶の蓋がひらく。感覚も少しひらく。痛い。

あの頃は知らなすぎたし、境界線が今以上に弱かった。人の奥深くにある心の穴、ガラスのようなものに無邪気に抱きしめるのが好きだった。

昔から当たり前のように目の前の人に心から関心を寄せ、ひとつひとつ知り、もっと知りたくて、親愛の念が湧いてくる。人の内側?マインド?が外に出ちゃっている?なんかそういう諸々の不格好さが愛しくてたまらない。

(yonigeがただの女子会だし、ピスタチオ食べながら歌うな。ごっきんのやる気のなさに笑う)

愛というものは抽象度が高く、人によってとらえ方が異なるような気がする。だから愛の等価交換は難しいんだろうな。大きさや形も違うし、キャッチボールになるとは限らない。

このテーマはまた引き続き丁寧に取り扱います。

Dec, 18. 2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?