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生き方が定まらない

日本に戻って早4ヵ月。
インドでは毎日生きるのがやっとで頭なんて使う暇はなかったし、
自分以外の問題に目を向けて、時間を割くことはあまりできなかった。
最近、友人と会って話すのはだいたい地球のこと。
このままだと「やばい」よねと。
どうせきちんと処理されないならプラスチック使うの極力やめようとか、
化粧品を選ぶにしても地球に害のないものにしようとか、
動物性のものは食べるならしっかりコストを考えようとか。

中学の頃から、嫌いで肉をあまり食べない生活をしてきた。
10年前なんて英語の教科書で「トファーキー」という植物性ターキーが取り上げられるくらいで、動物性食品の代替品は納豆、豆腐、豆!みたいなオーセンティックな日本食しかなかった。家族でハンバーグを食べる時も、私一人アンハッピーで食事をしたし、部活の打ち上げで焼肉なんて行った日にはサラダばかり食べる変な学生だったなと思い返す。

今は少し大きなスーパーに行けば必ず植物性のハンバーグ、ミルク、カツなんかに出会えて、レパートリーも少しずつ増えている。便利になったな〜。世の中が変わっているな〜。と嬉しくなる反面、
これだけなんでも揃うなんて少し異常ではないかと違和感を感じた。
新しいチョイスができる環境に対してはとても感謝しているが、
私たちはとんでもない量を日々消費しているのも事実だ。
インドに住んでいた頃は、野菜は量り売りだから、好きな分だけ、必要な分だけフレッシュなものを買うことができて、無駄になることはレアだった。
肉、魚、卵にしても好きな分だけ変える。
なんなら目の前でさばいてくれるので、この上なく新鮮だ。
加工食品は少し遠いスーパーまで買いに行っていたが、常にストックがあるわけでもなく、欲しいものが手に入らない時もあった。
あー、こんな不便な生活早く卒業して日本に帰りたい。と何度思ったことか。

インドの生活が恋しいという話がしたいわけではなくて、
非常に便利なこの世の中で私たちはとんでもない消費、どの超えた消費、つまり浪費をして生きている。
もちろん、それだけの消費があるということは、買われる分だけものが生産されて、生産のために人が雇われて仕事があるということだ。
その事実には一旦、アプリシエイトする。
が、一体いつまで自分たちはこんな生活を続けるんだろうか。

これだけ異常気象が続いて、病気もバカみたいにはやって。
それだけでも十分、自分たちがどれほど地球を痛めつけてきたか、
これからどうするべきかクリアだ。
地球に負担のない生き方を。

犬が電柱を見たらおしっこをするように、異性同士のうさぎが対面すればセックスするように、私たち人間という生き物は考えて、何かを発展させて、自分たちにより良い環境・ものを作っていくものなんだろう。
だから、産業革命しちゃった事実とか、そんなことは私たちいきもののサガなので責めることはできない。
ただ思うのは、このままでは人類が求めてきた住み心地のよさ、安全なんてものはもう実現し得ないということ。
もっと多くの人が気づいて生き方を変えたらきっとなんとかなる。
インドでは大気汚染が極めて深刻なのだが、
ロックダウンをしたら大気汚染が解消されたという例がある。
飛行機、工場、自動車などなど、身の回りのものがいかに環境にダメージを与えているかは、こんな事例から明白だ。

最近は、動物性のものを体に取り入れるのをやめている。
問題は野菜が高すぎるということだ。
品質の良いものを探せばいくらでもあるが、安い野菜はなかなか手に入らない。特に一人暮らしをしていると。そして、メイドインジャパンの野菜や果物もあまりないか、高価だ。
この辺をもう少し改善して、消費者にも農家にも優しい農業が実現しないかと願ってやまない。

そして、最近の悩みは自分の生きる道がわからないということ。
やってみたいことが無数にあって選びきれないのと、
自分の信念にあった働き方はどうやったら見つかるのかがわからない。
贅沢な人間だと思われるかもしれないが、
私はその点、どうしても妥協できない。
就職活動ができなかった理由、しようと思えなかった理由はそこだと思う。

こんな風に日々、あーだこーだと悩みながら生きている。
しっくりくるものが見つかるまでは、焦らずマイペースに、
無理なく生きようと思う。

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