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予定から逸脱し流れを大切にするってはなし

9年勤めた会社を退社した。
有休消化最終日となった日が偶然にも
とあるプロジェクトのプレゼンの日と重なってしまった。
という1日をYoutubeにアップしてみました。

ネタバレになるので動画を最後まで観ていただいてから読んだ方が楽しめると思います。
でも読んじゃっていいや
どうせネタバレっていうほど大した動画じゃないんで

予定してたのになんなんだこれ

プレゼンの日
僕はいつになく緊張していた。
Googleカレンダーでプレゼン会場である企業までの道のりと時間を準備し
京都における僕の家のような存在であるルーマプラザでサウナをキメて
準備万端てわけだ。
なぜ緊張していたかというと
退社後の未来(上手くいけば数年先まで)を安定的にする可能性を秘めていると知っているから。
つまり失敗したら「安定的な未来」が消えて無くなると知っていたから緊張していた。

時間となり出発する。
すると「なんてことでしょう」(ビフォーアフター調に)
Googleに言われた道のりを歩いても時間が足りないことがすぐに判明
自転車じゃないとこの時間で到着無理となって焦った、走った、憤った。
そんな時に限って思いがけないことが起こるもんで
焦って走ってたら辞める会社の社長が前から歩いてきた。
立ち話する余裕なんてないので挨拶だけしてそそくさと先を急ぐ。
なんか気まずいなと感じながら現場に時間ぴったしに到着。
サウナで汗を流したのにまだ出る汗の不思議。

準備万端とはいえ
プレゼンに誰が来るとか一切考えてもみなかったし
丸腰状態で飛び込んでいたことにこの後嫌というほど気づくことになる。

会議室に通され
そこにいたのはプロジェクトマネージャーと会長、顧問の人とオンラインで別の取締役というメンバー。
一旦資料を説明し質疑応答に入る。
「プレゼン資料はどのくらいの坪数の現場を想定して書かれましたか?」
そういう質問来るんだな(他人事)
「えっと詳細が不明だったので割と大きめの」(グズグズな回答)
しかし後になって思い出したら廃校を再利用したケースを想定していたんだったエヘっペロってな具合。
質疑応答中はサウナに入っても、どんだけ走っても出てこないタイプの汗をうんとかいて乗り切る(乗り切れてない)

終盤、じゃ実際に現場を見た方がいいという話になり
明後日福岡の現場に行くんだけど行きますか?と聞かれ
「行きます」と即答した。

どっちを選んだ方が「オモロい」のか

人生を生きているとスケジュールで動くことが多い。
予定をたて段取りを決めて粛々とこなす。
こうすることで無駄なく目的を達成するという効率的な方法だ。
でも、僕はそれに対して少しだけ懐疑的な立場を取ってる

なぜなら物事の多くは予定通りにいかないし
段取りが良すぎるものに魅力を感じないことが多いという偏見だと思う。
しかし、会社を辞めて…というか
会社を辞めたこと自体が予定を大きく逸脱しているし
段取りなんか無視して「アテもなく」辞めているのだから段取り良い生き方に対して懐疑的どころか反抗的立場だろうと思う。
そこで「明後日福岡行きますか?」の質問には「行きます」の選択肢しかないのだ。
こう見えて僕にも予定はある。
その日(福岡に行く日)京都で飲む約束や、翌日などの回るスケジュールは決めていた。
でもそれらのスケジュールを無視したのだ。
なぜか?
その判断のバロメーターになっているのは
「どっちを選んだ方がオモロいか、オモロくないか」だ。

高校生の頃からそのバロメーターは持っていて
さまざまな判断に使ってきた。
オモロいかオモロくないかは別の言い方をすると
後日誰かに話すときに「話したくなるストーリーか」とも言える。

「あの時急に福岡に誘われてさ、断ってスケジュール通りに進めることにして後日行くことにしたんだ」
というのと
「あの時急に福岡に誘われてさ、予定あったんだけど全無視してとりあえず行っちゃったんだよね」
というのとの違いだ。
なんで?と聞かれると少し困る。理由なんかどうでもいいのだ。
実際に「行きます」と回答した事は、すでに噂話として面白おかしく出回っていることを確認している(誘った方の逸話としても噂になっていた)

川の流れのように

もう少し別の話をすると
段取り、スケジュール、予定というものはそもそも人為的で作為的なものだというのがある。
逆にイレギュラーな出来事は自然だ(誰かの発言や行動によるものでもあるが、相関関係的に見ると偶然でありそれは意図できないので自然とも言えると考えている)
自然の流れに乗る
というのを大切にしているとも言える
なぜかというと経験上
自然の流れに乗ると(逆の表現をすると予定通りの行動を取らないと)
多くのタイミングで確率的に0%の不思議な出来事が起こる。
僕はこの不思議な出来事オタクでもある。
そしてやはりこの福岡ツアーでも不思議なことがいくつも起きたのでまた書きたいと思う。

意味不明な現象の伏線回収を楽しむ人生

予定やスケジュールよりも場の流れ。
これに身を任せるという体験が退社日に起きたこともオモロい
ググって用意周到にしたのに時間が足りなくなり焦って走っていたら前の会社の社長とすれ違うなんてのはその象徴でもある。
そこに意味はあったりなかったりするんだけど
意味なんてなくていい。
でも、その「意味がないと思われる現象」は明確に何かを指し示しているはず。
その伏線回収を楽しむのが人生なのではないかなと、そう考えているという話。(伏線回収についてはVLOG.102の動画に出てきます)

※このnoteはYoutubeチャンネルと連動しています。
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