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自己愛性人格傾向上司の特徴と対処法

 私は上司からのパワハラにより適応障害になり、それが遠因で職を辞した。
 今回は「会社で心を病むということ」という、筑波大学の精神科産業医の方の本における『自己愛性人格傾向を持つ上司』の特徴が、私の元上司の特徴に合致していたので、特徴と対処法について情報共有したかったので書いた。

◯そもそも自己愛性人格傾向とは
 子供時代に親から十分な愛情を受けずに育つと、自己肯定感が低くなり、自己愛傾向が強くなる。
 なぜなら、自己肯定感が低いと、自分に自身が持てない分、他人の評価に敏感で、過剰なまでに上昇志向が強くなるからである。
 そして、他社から認められようと必死になる。
 なお、仕事能力の低い自己愛性人格傾向者は、回避傾向にあり、仕事から逃げるために休職と復職を繰り返しがちである。

1.自己愛性人格傾向上司の特徴
・他者から認められるため、必死になって昇進を目指す。
・がむしゃらに働くことを部下にも要求する。
・社内での目線は常に上向きで、利害関係のある上司には媚びへつらい、部下は自分が出世するための兵隊としか思わない。
・本来持っている納涼は極めて高いため、部下が失敗しても最後は自分が乗り出して仕事を成功させるが、その過程で部下を潰しがち。
・独善的で部下の話を一切聞かず、気に入らないことがあると怒鳴り散らす
・部下のミスを発見すると、鬼の首を取ったように叱りつける
・仕事のミスから私生活のことまで文句をつけるが、部下が業績を挙げても褒めることはない。
◯要するに
・自己肯定感が低く、劣等感が強い。
・威張っていても根は小心者
・なので、たまに部下を引き連れて飲みに行き、大盤振る舞いをして自分の優位性を確認し、部下から嫌われるのを避けようとする。

2.対処法
・上司の性格を部下全員で共有し、怒ったときの対応や理不尽な指示への反応をマニュアル化する。
・怒鳴られても「この人は実は小心者で、気の毒な人だ」と客観視する。

3.まとめ
 上記の対処法は根本的な問題解決にはならないが、本来このような「クラッシャー」は会社全体の利益を損ねているため、会社が解決しなければならない。
 私が勤めていた元会社では、その上司は能力は高かったため、私が復職すると同時に出世していた。
 なので私は職場を見限って辞めたわけだが、これを読んでいる人にはそうなってほしくないので、これを書いた。
 役に立ってくれれば幸いだ。 以上。

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