動かない足を動かすために【27/365】
「家族とのコミュニケーションを増やす」を目的に、母親と今までの人生を振り返るブログを投稿しています。30日目の3本目です。このnoteは、ライター 長男 / イラスト 母 / 各種ディレクション 妹で運営しております。
ちゃんと企画して進行しようと思っていたのに、母のイラストに先行され、ただただ私が過去を思い出すブログになってしまっております。
さて、本日はトップのイラストが届いたので、また私の脚の話をしたいと思います。
私の右半身は、原因不明の脳性麻痺のせいで、小さいころから軽く麻痺があります。
今でも運動していないと脚の調子が悪くなるのですが、小さいころはリハビリを頑張るか、手術するかの2択ですと言われてよくお医者さんに脅されていました。
手術が怖くて、手術したくない一心で、リハビリしたり、「補装具」というアキレス腱を伸ばすための器具を毎日付けて過ごしていたのを今でも思い出します。
▼補装具の話は7回目でも書いています▼
具体的には、尖足(せんそく)というのだと思うのですが、放っておくと、ふくらはぎの筋肉からアキレス腱の筋肉に痙縮や拘縮が生じた結果、つま先立ちのような足の形になってしまった変形で、立ったり歩いたりするときに踵(かかと)が床に着かない状態になってしまいます。
それを防ぐために、アキレス腱を「補装具」で伸ばした状態で固定しておかないといけないのです。
ただ、身体が成長していくと、この「補装具」が普段の動きに耐え切れなくなって壊れてしまったり、私が「補装具」を自分で外してしまうため、脚の変形が進んでしまいます。
そこで、ドーピングのように強制的にアキレス腱を伸ばす施策が、長期休暇の時に取られていました。
それがギブスです。
ギブスで強制的にアキレス腱を伸ばす!
ギブスで何をするかというと、「補装具」では固定できなくなった脚を、アキレス腱を伸ばすために、1ヶ月くらいギブスで無理やり固めていました。
しかも、ギブスも石膏のやつだとすぐ私が壊してしまうもので、身体が成長してくると、絶対に壊れないプラスチックの特殊なギブスでガッチガチに固められていました。
まぁ、それは良いのですが、このころ一番嫌だったのが、このプラスチックのギブスを外す時です。
普通の石膏のギブスと違って、プラスチックのギブスはハサミみたいなやつだと切れません。仕方ないから電気のこぎりみたいなやつで開くんです。
これが子どもには怖かった。。。
実際、特殊な電気のこぎりで人は切れないようになっているそうなのですが、見た目は完全に電気のこぎりです。
しかもプラスチックをぎゃんぎゃん切りながら、肌に近づくと普通に摩擦で熱くなるし、振動が来ます。未だに本当にあれは人を傷つけないものなんだろうかと思っています。
まぁ、ただこのギブス治療、効果が凄くて、外して一週間くらいは脚が良くなったんじゃないかと思うくらい動くようになっていました。
これを書きながら、最近、脚の調子よくないので、久々にしてみたいなぁとも思えてきます。そうすれば、この電気のこぎりの謎も解けるかもしれませんね。
それでは、また!
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